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10/24開催「ナノ科学シンポジウム2025」、参加およびポスター発表を募集

2日 11時間 ago
10/24開催「ナノ科学シンポジウム2025」、参加およびポスター発表を募集

 ナノテクノロジーと走査型プローブ顕微鏡(SPM)に特化した「ナノ科学シンポジウム(NanoScientific Symposium Japan 2025 : NSSJ2025)」が10月24日10時~17時30分に、東京大学 浅野キャンパス 武田ホール(東京都文京区弥生2-11-16)で開催される。主催はナノ科学シンポジウム実行委員会(実行委員長:高井 治氏(名古屋大学名誉教授、先端材料研究機構 代表理事、表面・超原子先端材料工学研究所 代表理事・所長))、パーク・システムズ・ジャパンで、協賛はアルテア技研、後援は日刊工業新聞社とメカニカル・テック社。

 NSSJ2025では現在、一般の参加申込と、ポスター発表の参加申込(提出期限:10月15日)を募集している。参加費は無料。

 一般の参加申込はこちらから。

 ポスター発表の参加申込はこちらから。

 ナノ科学シンポジウムは、2020年からSPMユーザーシンポジウムとして開催してきたが、本年からSPMの幅広い応用と技術に焦点を当てつつ、複合的に表面解析手法を用いた材料科学、半導体およびライフサイエンス分野の最先端の研究情報を共有・交換するシンポジウムへと拡大。MEMS技術、表面分析・解析技術、表面技術など多様な分野の第一線で活躍している登壇者による講演やポスターセッションを通じて、材料・表面技術とナノテクノロジーとの共創を明らかにするとともに、ナノテクノロジー支援の取り組みを発信する。


 NSSJ2025のポスターセッションはまた、研究成果を発表することでSPMコミュニティで国際的に著名な教授陣や専門家の前で研究内容を議論することができるほか、『NANOscientific Magazine』やSPM企業Park Systemsの資料に掲載され、発表者の研究の影響力を高めるチャンスとなる。さらに、受賞した研究には以下の賞金が贈られる。
 
・1名 - 最優秀賞 5万円 

・2名 - 優秀賞 3万円 

 なお、ナノ科学シンポジウム2025の当日の講演タイトルと登壇者は以下のとおり。

・「ダイヤモンドおよび窒化ホウ素単結晶の高圧合成と機能開拓」谷口 尚氏(物質・材料研究機構(NIMS))

・「傾斜探針型測長AFMによるナノ構造の寸法・形状計測」木津良祐氏(産業技術総合研究所(AIST))

・「オペランド電位計測によるバンド構造の可視化:III-V族化合物半導体デバイスへの応用」石田暢之氏(物質・材料研究機構(NIMS))

・「マルチビームを適用した複数プローブで視る・操るナノスケールの界面構造」伊藤恵利氏(メニコン)

・「ダイヤモンドヘテロエピタキシャル成長における微細表面観察」鈴木真理子氏(Orbray)

・「表面機能化によるナノ粒子触媒・電池カーボン電極・二次元結晶の開発と評価」齋藤永宏氏(名古屋大学)

・「原子間力顕微鏡を使って液中で「観る」には」関 禎子氏(東京都立大学)

・「半導体デバイス用シリコンウェーハの表面制御」仙田剛士氏(グローバルウェーハズ・ジャパン)

・「イメージングエリプソメトリーによる薄膜の観察とその光学特性評価」Park Systems社

kat 2025年9月16日 (火曜日)
kat

日本工業炉協会など、サーモテック2026の出展募集を開始

6日 13時間 ago
日本工業炉協会など、サーモテック2026の出展募集を開始

 日本工業炉協会は2026年9月9日(水)~11日(金)の3日間、「サーモテック2026 第9回国際工業炉・関連機器展」を東京都江東区の東京ビッグサイト 南1-2ホールで開催する。「サーモテック」は4年に一度開催する、アジア最大規模の工業炉・熱技術、関連機器の国際展示会。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて1年会期を延期した2022年開催では、7カ国・地域から175社(国内:164社、海外:11社)の出展者と9166名が来場した。商品買い付け決定権を持っている、もしくは影響があると回答した来場者は、全体の約6割を占めたという。今回は、初開催となる鋳造関連製品・サービス専門展示会「Foundry Tech + Expo 2026(第1回ファンドリーテック + エキスポ 2026)」(主催:一般社団法人日本鋳造協会)と同時期開催になる。

 第9回のテーマは「環境・熱・未来~ともに考えよう 高効率な熱技術と持続可能な未来~」とし、工業炉業界の最新技術を紹介するとともに、将来に向けた新たな可能性を追求する。主催の日本工業炉協会会長の髙橋愼一は「今回掲げたテーマに基づいて、基調講演、特別講演、出展者プレゼンテーションを企画する。また、将来的な人材育成および産学連携強化を推進するためにアカデミックブースを設け、大学・研究所の研究者の皆さまとの交流を活発に推進する」と話した。

 本展示会への出展申込みの最終締切りは、2026年4月30日。期日前でも予定小間数に達した場合、申し込みを締切る。

サーモテック2022のもよう開催概要

名称:サーモテック2026 第9回国際工業炉・関連機器展

メインテーマ:環境・熱・未来~ともに考えよう 高効率な熱技術と持続可能な未来~

会期:2026年9月9日(水)–11日(金) 10:00–17:00(最終日は16:30まで)

会場:東京ビッグサイト 南1-2ホール

主催:一般社団法人日本工業炉協会

オーガナイザー:メッセフランクフルト ジャパン株式会社

出展対象:各種工業炉/環境・カーボンニュートラル関連技術・設備/燃焼機器、発熱体/耐火物、耐熱鋼/計測・制御機器、搬送装置/表面加工処理技術、機器/遠赤外線関連機器/電熱関連機器、発電・電源装置、伝熱解析・熱流体解析機器/ボイラー・暖房機器/各種熱・冷熱関連機器、応用機器、冷熱技術、サービス/廃棄物関連設備、技術/ICT関連/デジタルトランスフォーメーション(DX)により進化した工業炉・熱技術/エネルギー供給機器(油・ガス・電力)/各種研究機関・大学/その他関連製品・サービスなど

来場対象:工業炉メーカー/熱処理/鉄鋼/非鉄金属/金属製品/素材・材料/鋳鍛造/窯業/建設・インフラ・プラント/次世代二次電池・燃料電池関連/エネルギー供給・活用関連/自動車・航空・宇宙/鉄道・造船・輸送/精密機器・産業機器・ロボット/電子・電気機器・民生機器/化学/環境・廃棄物処理関連/商社・代理店・小売業/ICT・ソフトウェア・通信/研究機関・大学/その他関連業種など

出展料:1小間(9m2:間口3m x 奥行3m)あたり
(一社)日本工業炉協会 正会員   360,000円 (税別)
(一社)日本工業炉協会 賛助会員 380,000円 (税別)
 一般関連企業                  440,000円 (税別)

入場料:無料※オンライン来場事前登録必須

■出展・来場に関するお申込み・お問合せ先
サーモテック事務局
メッセフランクフルト ジャパン株式会社 
Tel.03-3262-8410
info@thermotec-expo.com

 

admin 2025年9月12日 (金曜日)
admin

JASIS2025開催、表面試験・評価・分析機器などが展示

1週 2日 ago
JASIS2025開催、表面試験・評価・分析機器などが展示

 日本分析機器工業会と日本科学機器協会は9月3日~5日、千葉市美浜区の幕張メッセ 国際展示場で、分析機器・科学機器の総合展示会「JASIS2025」を開催、約430社/1300小間の出展があり、19750名が来場した。表面試験・評価機器関連では以下のような展示があった。

会場のようす

 アントンパール・ジャパンは(https://www.anton-paar.com/jp-jp/)、ナノインデンテーションテスタ「Hit 300」を展示した。研究開発や生産管理など多様なユーザー・環境を想定して作られた、プレミアムながらリーズナブルなナノ硬さ試験機で、直感的に操作できる自動化によって、作業者が不在の時でも1時間に600回の測定が可能。アクティブな防振ダンピングが、あらゆる環境下での精度を保証しているほか、独自の2レーザーターゲティングシステムにより、1 mm以内の精度でサンプルをターゲティングできる。機能性重視の設計によりセットアップに要する時間は15分、トレーニングから最初の測定結果まで要する時間は1時間。

アントンパール・ジャパン「Hit 300」

 大塚電子(https://www.otsukael.jp/)は、光波動場三次元顕微鏡「MINUK」を展示した。観察・測定対象(フィルムやガラスなどの透明材料)から生じる光の波の情報全てを指す“光波動場”を、結像素子を介さずに波面センサに記録して、任意の面の像を計算処理で生成する。非破壊・非接触・非侵襲での測定が可能で、nmオーダーの透明な異物・欠陥の評価が可能。視野700μm×700μm、深さ方向1400μmの三次元情報を対象にフォーカスを合わせることなく2秒未満(標準)の高速で取得できるほか、任意の面を高速でスキャンし測定位置の決定がしやすい。

大塚電子「MINUK」

 新東科学(https://www.heidon.co.jp/)は、表面性測定機「HEIDONトライボギアTYPE:14FW」を展示した。面圧、線圧、点圧による静動摩擦、摩耗等を多彩な冶具類の付け替えにより試験できる。目的に合わせて接触形態、垂直荷重、接触スピード、温調の各種調整もでき、データ処理に対しても専用の解析ソフト(トライボソフト)を用意。タッチパネルによる一体構造で扱いやすさを向上したほか、14FWをベースにユーザーニーズに合わせたカスタマイズモデルも製作可能で。このほか、表面引っかき硬さ,表面べた付き,引っ張り強度,はく離抵抗の測定が可能となっている。

新東科学「HEIDONトライボギアTYPE:14FW」

 THK(https://www.thk.com/jp/ja/)は、圧電素子を利用した精密位置決め装置「ピエゾステージ」を展示した。最高1nmの分解能と高速な応答速度を実現、微小な範囲での精密な位置決めに最適。1(X)軸から3(XYZ)軸一体型まで揃えた直動系や回転系などをラインアップするとともに、短納期でスピーディーなカスタマイズに対応。干渉計のミラー微調整への活用では、波長の数百分の1の細かさで高精度にミラーを制御、干渉を利用した光学系も安定した計測が行える。このほか、MRI装置や各種試験装置などの強磁場環境でも高精度で安定した直線運動を実現する比透磁率1.02以下の低透磁率LMガイド「HSR M3形」を披露した。

THK「ピエゾステージ」

 トヨタ自動車(https://www.toyota.co.jp/wavebase/)は、材料計測データ解析クラウドサービス「WAVEBASE」を紹介した。クルマ作りを通じて取り組んできた多様な材料の研究開発の過程で培った知見をフル活用してシステムを構築。①赤外吸収分光法やX線回折法、走査型電子顕微鏡による金属組織観察など、種々の計測原理に基づいた特徴量の取り出し、②次元削減手法を効果的に活用することにより、微小な変化や周期性など人が認識することが難しく見逃しがちな特徴量の取り出し、という二つの考え方で自動解析機能を構築。カスタマイズされた解析手法を活用、計測データから可能な限り有用な情報を取り出すことで、少量データでの効果的なマテリアルズ・インフォマティクスが実現できる。

トヨタ自動車「WAVEBASE」

 パーク・システムズ・ジャパン(https://www.parksystems.com/jp)は、200mmウェハーを切り出さずにそのまま評価できるリサーチ用原子間力顕微鏡(AFM)「FX200」を展示した。従来の大型試料対応リサーチ用AFM「NX20」の後継機で、NX20と比較し①低ノイズフロアと低い熱ドリフトによる再現性の高い測定、②スキャンレート50Hzでも鮮明な画像を取得できる高速イメージング性能、③11μm×11μmの小口径のレーザービームスポットのためカンチレバー長が非常に短いプローブを利用できる、④サンプルビューを改善した高出力光学系、⑤200mmウェハーからクーポンサイズの試料までをカバー、⑥プローブタイプの自動認識、プローブの自動交換、カンチレバー上の自動レーザービームアライメント、などの特長を持つ。

パーク・システムズ・ジャパン「FX200」

 パルメソ(https://palmeso.co.jp/)は、熟練不要で誰でも変質なくスピーディーに分析試料の前処理ができる界面分析向け前加工用エロージョン装置「PERET(ピーレット)」を展示した。1μm以下の微粒子と水を混合したスラリーが、ノズルから約100m/secの速度で霧状に投射され、試料表面に衝突し試料表面をエロージョンすることで、超薄膜、多層フィルム、微小部品、三次元形状など、さまざまな形状や形態の試料、セラミックス・金属・樹脂・ゴム、樹脂と金属の複合材料などあらゆる材料表面において変質を伴わないnm研磨を可能にしたことにより、XRD、ラマン分光、SEM、X線残留応力などの深さ方向分析が行える。

パルメソ「PERET」

 ブルカージャパン(https://www.bruker-nano.jp/page1)は、幅広い試験用途に対応する多機能ナノインデンテーションシステム「Hysitron TI Premier II」を展示した。モジュール設計であり、ニーズに応じて、より専門的な試験方法や、従来フラッグシップモデルのみで対応していた環境制御機能(加熱(800℃)、冷却(‐120℃)、温湿度(75℃、RH75%)でのナノ力学試験が可能)のアップデートが容易に行える。幅広い試験用途に対応する優れた多機能性を有するため、さまざまな試験評価に取り組んでいる日本の技術者・研究者に最適なナノインデンテーションシステムであることをアピールした。

ブルカージャパン「Hysitron TI Premier II」

 

kat 2025年9月9日 (火曜日)
kat

日本板硝子、ポーランドに最新鋭の建築用ガラスコーティング設備

1週 6日 ago
日本板硝子、ポーランドに最新鋭の建築用ガラスコーティング設備

 日本板硝子( https://www.nsg.co.jp/ja-jp/ )は、同社グループのポーランド拠点において建築用ガラスのコーティング設備を新設する。

 この設備は同社グループのピルキントン・ポルスカ社(本社:ポーランド)のサンドミエシュ事業所に新設されるもので、生産開始は2027年1-3月期を予定している。投資額は1.6億ポーランドズロチ(約62億円)で、この地域で30名以上の新規雇用が創出される見込み。

 新設される設備は、ガラス表面に透明かつ精密な機能性膜を施す完全自動化のスパッタリングコーティングラインであり、この設備で生産される高品位のコーティングガラスは、エネルギー効率の向上や日射透過率の制御に寄与する。この投資は、省エネ性能に優れたLow-E(Low Emissivity=低放射)ガラスをはじめとする高機能領域のラインナップを拡充するものであり、ポーランド国内のみならず欧州全域で高まる環境配慮型建築への需要に対応していく予定。

 サンドミエシュ事業所は、同社グループのグローバル生産体制における主要拠点の一つであり、技術インフラ、熟練した人材、優れた物流環境を備えている。

サンドミエシュ事業所(ポーランド)

 

admin 2025年9月5日 (金曜日)
admin

トライボコーティング技術研究会、令和7年度第2回研究会を開催

2週 ago
トライボコーティング技術研究会、令和7年度第2回研究会を開催

 トライボコーティング技術研究会(会長:理化学研究所 大森 整 主任研究員)は8月28日、東京都板橋区の板橋区立グリーンホールで「令和7年度 第2回研究会(第157回研究会)」をリアルおよびオンラインによるハイブリッド形式で開催した。今回は、「第53回:マイクロファブリケーション研究の最新動向」、「第23回オンデマンド・マイクロ合同シンポジウム」との同時開催で、また、「第12回板橋オプトフォーラム(IOF)」との同時開催となる。

開催のようす

 当日は、大森氏による趣旨説明の後、以下のタイトルで講演がなされた。

【特別セッション】
「微細加工関連の最新研究について」理化学研究所大森素形材工学研究室 大森 整氏
「町工場のスーパー職人のものづくり人生―天体望遠鏡と超精密測定器の製作ドキュメント―」MATE(Metrology and Astronomical Technology Engineering)三浦勝弘氏

【基調講演】
「灯台フレネルレンズの歴史と製作、技術について―平成までの半世紀、海上保安庁が製作していた灯台フレネルレンズの全貌を紹介―」海上保安庁 第九管区海上保安本部伏木海上保安部 星野宏和氏

 【トライボセッション】では以下のような内容で講演がなされた。
「磁気混合流体(MCF)スラリーによる微細形状の精密仕上げ研磨」秋田県立大学/理化学研究所 野村光由氏…磁性流体と鉄粉、砥粒、α-セルロースからなるMCFスラリーを用いて行う磁場を利用した研磨について発表した。MCFスラリーは研磨の際にワークの形状に合わせて変化することができるため、複雑な形状に有効なスラリーであり研磨法であると解説。具体的事例として集光型フレネルレンズの金型において微細な形状を維持しながら表面を研磨した研究やMCFスラリーの除去メカニズム、微細直線型V溝の鏡面仕上げ、微細円環型V溝の鏡面仕上げ、微細穴内壁研磨などについて報告した。最後に、MCFスラリーはワークに合わせて構成成分の構成比を変えることでさまざまなことに対応が可能だとした。

講演する野村氏

 また、【マイクロセッション】では以下のような内容で講演がなされた。

「周期的透明ディンプルのELID成形研削方法の検討とその試み」理化学研究所大森素形材工学研究室 大森 整氏…ガラス基板上に周期的シリンドリカル形状を形成するべく数種のパターンを検討して加工を行った先行研究について紹介。発表では、ELID平面研削実験においては各粒度(♯600、♯1200、♯4000)のダイヤモンド砥石によりガラス基板上のELID平面研削を行い、各加工面性状の把握を行った。♯600による研削面は目視で梨地面であり、大きな窪みがあることから、脆性モードが主として表れていることが分かった。♯1200は♯600の半分以下の粗さが得られており、粗さパターンには部分的に大きめの谷部も見られるが平坦面が形成されているとした。♯4000は研削痕に若干の谷部はできるものの、♯1200の半分以下の粗さが得られている。加えて、周期的ディンプル形状のELID成形研削についても報告を行った。

講演する大森氏

 

admin 2025年9月4日 (木曜日)
admin

メカニカル・サーフェス・テック2025年8月号 特集「表面改質の機械的特性評価」キーテク特集「除膜」8月25日発行!

4週 2日 ago
メカニカル・サーフェス・テック2025年8月号 特集「表面改質の機械的特性評価」キーテク特集「除膜」8月25日発行!

 表面改質&表面試験・評価技術の情報誌「メカニカル・サーフェス・テック」の2025年8月号 特集「表面改質の機械的特性評価」キーテク特集「除膜」が当社より8月25日に発行される。

 今回の特集「表面改質における機械的特性評価」では、トライボロジーの観点から表面改質層の計測・評価技術と摩擦・摩耗特性評価について、でん粉配合バイオマスプラスチックの白化抑止特性と、摩擦摩耗試験機、分光測色計・二次元色彩輝度計、デジタルマイクロスコープによる定量評価について、ナノインデンテーションシステムの概要と表面改質関連での評価事例について、AFMの最新技術と表面改質・薄膜関連の評価事例について紹介する。

 また、キーテク特集「除膜」では、PVDコーティングの再コートのための除膜技術の概要と、数省資源・脱炭素化に貢献する工具再生技術について、海外における除膜プロセスの動向について紹介する。

特集:表面改質における機械的特性評価

◇表面改質層のトライボロジー特性評価技術・・・東京理科大学 佐々木 信也

◇でん粉配合バイオマスプラスチックの白化抑止特性と、摩擦摩耗試験機、分光測色計・二次元色彩輝度計、デジタルマイクロスコープによる定量評価・・・日本食品化工 高口 均 氏、新東科学 北田 暢也 氏、コニカミノルタジャパン 若園 敏美 氏、ハイロックス 上代 永 氏に聞く

◇ナノインデンテーション試験の最新技術と適用事例・・・ブルカージャパン 長谷川 勇人 氏、二軒谷 亮 氏に聞く

◇リサーチ用AFMの最新技術と表面観察・評価事例・・・編集部

キーテク特集:除膜

◇各種PVD膜対応の除膜技術および省資源・脱炭素化に貢献する工具再生技術・・・日本コーティングセンター 岡部 信一 氏、堂前 達雄 氏、角谷 行崇 氏、小塚 聡 氏に聞く

◇海外における除膜プロセスの動向・・・編集部

クローズアップ「タイにおける表面改質」

◇表面改質分野から見るタイの市場・技術動向・・・・・・東研サーモテック 髙橋 顕氏に聞く

連載

注目技術:第82回 FOOMA JAPAN 2025に見る表面改質および関連技術・・・出展各社

トップインタビュー No.051・・・日本コーティングセンター 岡部 信一氏に聞く

酒飲み世界紀行:第10回 米国ビール編:クラフトビール革命・・・横浜国立大学 梅澤 修

トピックス

SEAJ、半導体製造装置の需要予測を公表、2026 年度に5 兆円超えへ

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admin 2025年8月19日 (火曜日)
admin

エリコンバルザース、ダイヤモンド被膜を開発

1ヶ月 3週 ago
エリコンバルザース、ダイヤモンド被膜を開発

 エリコンバルザース(本社:リヒテンシュタイン)は、セラミック材料の加工に使用される切削工具用向けに新たに設計された、CVD(化学気相成長)法によるダイヤモンドコーティング被膜「BALDIA VARIA」を発表した。

 特に航空宇宙、医療、成形の分野でCFRP(炭素繊維強化プラスチック)、複合スタック材、グラファイト、アドバンスト・セラミックスなどの特殊材料の使用が増加し続ける中、同被膜は、部品の品質向上、工具使用率の向上、製造コストの削減に寄与する。ダイヤモンドコーティングは、エリコンのCVDプラズマ技術に基づいており、緻密なナノ結晶コーティング構造を実現している。この構造組成は、摩耗の早期検出と工具利用の最適化を可能にする。さらに工具管理と生産計画に対する最適な費用対効果をもたらす。

 エリコンのBALDIA ダイヤモンドコーティングのプロダクトマネージャーであるマチュー・ギヨン氏は「非常に高い硬度と段階的摩耗挙動を持つBALDIA VARIAは、明確な目的を持って開発された。それは、メーカーがより高い信頼性と費用対効果で特殊材料を加工できるようサポートすることである」と述べている。さらに、「プラズマ駆動のCVDテクノロジーを組み合わせることで、マイクロツールおよび大型ツールにも処理可能であることに加え、工具の寿命を延ばし、総所有コストを削減するダイヤモンドコーティングが実現した」とした。

 なお、同被膜の日本国内の問い合わせについてはエリコンジャパン( https://www.oerlikon.com/balzers/jp/ja/ )で受け付けている。

 

admin 2025年7月23日 (水曜日)
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SK Art、CHEMEON社製の3価クロムベースの金属表面処理剤を販売開始

1ヶ月 3週 ago
SK Art、CHEMEON社製の3価クロムベースの金属表面処理剤を販売開始

 SK Art( https://skart-corp.co.jp/ )は、米・CHEMEON Surface Technology(CHEMEON社)が開発した3価クロムベースの金属表面処理剤「eTCP®」の販売を開始した。

 同品は、化成皮膜処理と陽極酸化処理に使用が可能。これにより、耐食性向上、ペイント付着性向上、導電性向上、皮膜の耐久性向上が望めるという。使用が可能な素材はアルミニウム、陽極酸化アルミニウム、亜鉛および亜鉛合金、マグネシウム、亜鉛めっき鋼、IVD、カドミウム、チタン、ジルコニウムなど。処理方法は浸漬、スプレー、ブラッシング、タッチアップと使用用途によって選択できる。既存の6価クロム処理よりも硬質仕上げが可能で低温で処理が行えるという。また、トップコートが不要なことも特徴の一つ。皮膜が紫色と目立つため処理済みのパーツが一目で分かる。

 CHEMEON社は、同品を米国海軍航空システム司令部(NAVAIR)および艦隊即応センター南東部と協力して次世代研究プロジェクトで開発。MIL-DTL-817068に準拠した塗装密着性試験と塩水噴霧試験に合格。MIL-A-8625Fの耐腐食性試験(塩水噴霧試験336時間)に適合、MIL-A-8625Fに準拠したアルマイトシールとして塗装密着性試験に適合した。さらに、低電気抵抗(LER)結果においても良好な結果を示した。

 

admin 2025年7月23日 (水曜日)
admin

日本金属、金型摩耗を抑制するステンレス鋼を環境配慮製品"エコプロダクト"として販売

1ヶ月 3週 ago
日本金属、金型摩耗を抑制するステンレス鋼を環境配慮製品"エコプロダクト"として販売

 日本金属( https://www.nipponkinzoku.co.jp/ )は、金型摩耗を抑制するステンレス鋼「L・DieL®(ルディール)仕上」を、環境配慮製品"エコプロダクト"として新たに販売を強化する。L・DieL仕上は、ステンレス表層の不働態皮膜を改質(軟質化)することにより、プレス加工時の金型摩耗を抑制し、顧客の生産性向上やコストダウンに寄与する。

 ステンレス鋼の耐食性を維持している不働態皮膜はクロム酸化物が主成分で非常に硬質である。被膜厚さは10nm程度と非常に薄いが、繰り返し接触するプレス金型には悪影響(摩耗促進)を及ぼす。この皮膜を軟質化し金型摩耗を抑制させる表面処理としてL・DieL仕上を開発した。

 同品は①プレス加工時の金型摩耗を低減し、寿命の向上が期待できる②SUS304、SUS430などほとんどのステンレス鋼・仕上に対応している③化学成分、機械特性はJISに準拠している④外観および耐食性は一般のステンレスと変わらない、など。

用途例

 

admin 2025年7月23日 (水曜日)
admin

メカニカル・サーフェス・テック2025年6月号 特集「表面改質最前線」6月25日発行!

2ヶ月 3週 ago
メカニカル・サーフェス・テック2025年6月号 特集「表面改質最前線」6月25日発行!

 表面改質&表面試験・評価技術の情報誌「メカニカル・サーフェス・テック」の2025年6月号 特集「表面改質最前線」が当社より6月25日に発行される。

 今回の特集では、摺動試験付きFT-IR装置によるDLC膜の水素脱離検出について、硬質基材上に成膜されたSn、ZnおよびSnとZnの複相皮膜の摩擦特性について、エアロゾルデポジション(AD)法の概要と半導体製造装置への適用について、球体型ドローンとMID機能付きロボットフィンガーの技術と適用について、「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」において展示された最新の表面改質技術について紹介する。

特集:表面改質最前線

◇摺動試験付きFT-IR装置によるダイヤモンド状炭素(DLC)膜の水素脱離検出・・・東京科学大学 赤坂 大樹

◇Sn、Zn薄膜の摩擦低減効果・・・名城大学 宇佐美 初彦

◇エアロゾルデポジション(AD)膜の実用化と半導体製造装置への適用・・・TOTO 清原 正勝 氏に聞く

◇球体型ドローンとMID機能付きロボットフィンガーの技術と適用・・・DIC 森 耕太郎 氏に聞く

◇「人とくるまのテクノロジー展 2025YOKOHAMA」に見る表面改質技術・・・編集部

連載

注目技術:第81回 環境対応塩浴軟窒化プロセスの特長と適用・・・HEFグループ

酒飲み世界紀行:第9回 ベルギービール編:ちょっと立ち寄って試飲してみた・・・横浜国立大学 梅澤 修

トピックス

日本トライボロジー学会、第70期会長に佐々木信也氏(東京理科大学)

日本トライボロジー学会、合同研究会を名古屋で開催

高機能トライボ表面プロセス部会、第26回例会を開催

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admin 2025年6月23日 (月曜日)
admin

トライボコーティング技術研究会、令和7年度第1回研究会・総会を開催、大森 整会長(理化学研究所)が再任

3ヶ月 ago
トライボコーティング技術研究会、令和7年度第1回研究会・総会を開催、大森 整会長(理化学研究所)が再任

 トライボコーティング技術研究会は6月13日、埼玉県和光市の理化学研究所で「令和7年度第1回研究会(第156回研究会)・総会」をリアルおよびオンラインによるハイブリッド形式で開催した。

 当日はまず総会が開催され、令和5年度活動報告・会計報告がなされた後、令和7年度活動計画が報告され可決・承認された。役員改選では、会長に大森 整氏(理化学研究所 主任研究員)、副会長に熊谷 泰氏(ナノコート・ティーエス社長)と野村博郎氏(理化学研究所 大森素形材工学研究室 嘱託)がそれぞれ再任された。

再任された大森会長

 

 総会後は、以下のとおり2件の講演がなされた。

 「TiAlNコーティングエンドミルを用いた純ニッケルの工具摩耗機構に及ぼす切削点近傍環境の影響」澤 武一氏(芝浦工業大学)…燃料電池や半導体の需要の高まりから近年、苛性ソーダ製造装置に使われる純ニッケルの構造材としての加工需要も増加している。ここでは、純ニッケルの切削特性と工具摩耗特性を明らかにし、生産現場で活用できる知見とデータベースを作成することを目的に、切削点近傍環境が工具摩耗機構に及ぼす影響について考察。①純ニッケルは乾式切削に比べ水道水を供給するとTiAlN膜の酸化で摩耗が増大すること、②不水溶性切削油を供給するとTiAlN膜の酸化が抑制され摩耗が進行しないこと、③強アルカリ水を供給するとTiAlN膜の腐食で摩耗が増大すること、④工具刃先へのニッケルの付着(凝着)で切削抵抗が増加することを検証し、TiAlNコーティングエンドミルを用いた純ニッケルのミーリングでは、工具摩耗を抑制するため、酸化と腐食を抑制する切削点近傍環境の維持が肝要であること、と究明した。同氏は本テーマにより第17回岩木賞奨励賞を受賞している。このほか、「正面フライス加工における工作物のエッジ品質予測に関する研究」についての話題提供も行った。

講演する澤氏

 

 「光量子技術を利用した社会課題の解決-農業からエネルギー、宇宙まで-」和田智之氏(理化学研究所)…各種の社会課題に対する光量子技術を駆使した取り組みの例として、軌道上から高強度レーザーを制御不能衛星などの宇宙ごみ(スペースデブリ)に照射して軌道を変え、ゆっくりと大気圏に再突入させて除去する「スペースデブリ除去技術」や、農業従事者の減少と高年齢化を背景に、重労働からの脱却と高効率・高品質な農作物の収穫を実現するためのIoT・AIを活用した「スマート農業」、これまで目視・手作業だったトンネルなどのインフラの保守保全作業を自動化・効率化するために開発した「レーザー高空間分解能計測」、「レーザー打音」、「レーザーコンクリート切断」などの「インフラの長寿命化を支える先進レーザー診断技術」、余剰エネルギーを水素で貯蔵してユーザーオンデマンドで活用、 AI による発電や消費動向の学習によって多様な電源/負荷に対応することでロスのない分散型電源を構築した「分散型水素エネルギーシステム」、さらには新型コロナウイルスに関して飛沫が拡散する様子の可視化やマスクの性能評価の手法、ウイルスを不活性化する「紫外線カーテン」の開発などについて紹介した。

講演する和田氏

 

kat 2025年6月18日 (水曜日)
kat

ブルカージャパン、7月15日、16日に名古屋で摩擦摩耗試験機・白色干渉計・ナノインデンターのワークショップを開催

3ヶ月 ago
ブルカージャパン、7月15日、16日に名古屋で摩擦摩耗試験機・白色干渉計・ナノインデンターのワークショップを開催

 ブルカージャパン ナノ表面計測事業部は7月15日、16日の両日、名古屋市中村区のウインクあいち(愛知県産業労働センター)1201会議室で、技術ワークショップ「摩擦摩耗試験機・白色干渉計・ナノインデンター ワークショップ 名古屋」を開催する。摩擦摩耗試験機・白色干渉計・ナノインデンターの装置デモや専門家による講演を通じて、実践的な測定技術が一度に学べる内容となっている。

 各日の内容は以下のとおり。

7月15日

・12:30~13:00 受付

・13:00~14:00 特別講演「持続可能な社会の実現に貢献するトライボマテリアルの創製を目指して~新規コーティング開発とトライボロジー解析の事例~」塩田 忠氏(岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域 准教授)…現在,脱炭素化,省エネルギー化,省資源化,さらには環境保護のような地球規模の課題に対応するため,さまざまな産業分野で技術革新が加速している.このような状況の中,トライボロジーに関わる問題の解決は,持続可能な社会の実現に向けた重要なテーマの一つであり,新たなトライボマテリアルの開発や適用も進められている.例えば,環境負荷低減や脱炭素化を目的とした水潤滑用トライボマテリアルの開発,軽量化や自己潤滑性を狙った金属軸受から樹脂軸受への転換,などが挙げられる.新たなトライボマテリアルの開発には,「材料を創る」プロセス技術と「トライボ特性を診る」評価技術の連携が不可欠である.本講演では,水潤滑下で超低摩擦を示す硬質コーティングおよび樹脂コーティングの研究事例を取り上げ,それぞれの材料特性や摩擦摩耗特性の評価・解析結果を交えて紹介する.

・14:00~14:20 「多機能摩擦摩耗試験機 UMT TriboLabの基礎と応用事例」塚本和己氏(ブルカージャパン ナノ表面計測事業部)

・14:20~14:40 「非接触光干渉計の最新動向 “ContourX”のご紹介」秋本壮一氏(ブルカージャパン ナノ表面計測事業部)

・14:40~15:00 「微小力学特性評価装置ナノインデンターのご紹介」二軒谷 亮氏(ブルカージャパン ナノ表面計測事業部)

・15:00~15:30 休憩

・15:30~16:30 装置デモンストレーション (各20分)
①多機能摩擦摩耗試験 UMT TriboLab
②白色干渉型顕微鏡 ContourX-500
③ハイジトロン ナノインデンター TI PremierⅡ

 当日の申し込みは下記登録フォームから。
https://web.gogo.jp/braker-axs/form/nagoyaws#ttl-form

7月16日

・12:30~13:00 受付    

・13:00~13:15 「微小力学特性評価装置ナノインデンターのご紹介」二軒谷 亮氏(ブルカージャパン ナノ表面計測事業部)

・13:15~13:35 「高強度鋼板・高分子材料・表面改質材のナノインデンテーション評価技術」田中久充氏(日鉄テクノロジー 営業本部 中日本エリア営業部)…ナノインデンテーションは金属組織、高分子材料、表面皮膜などの微小領域の機械的特性を評価する手法として非常に有用である。近年の多様な材料、評価ニーズの高まりから、一般的な押込み硬さ・弾性率の評価に加えて、高温硬さ、粘弾性、スクラッチ摩耗、高解像度硬さマッピング測定も可能となっている。本講演では、主として鉄鋼材料、高分子材料、表面硬質改質材を対象とした測定事例を紹介する。

・13:35~13:45 質疑応答

・13:45~13:55 「多機能摩擦摩耗試験機 UMT TriboLabの基礎と応用事例」塚本和己氏(ブルカージャパン ナノ表面計測事業部)

・13:55~14:05   「非接触表面形状測定の最新動向 “ContourX”のご紹介」秋本壮一氏(ブルカージャパン ナノ表面計測事業部)

・14:05~14:25 「摩擦・摩耗評価の基礎と試験機・試験法」田中満隆氏(日鉄テクノロジー 研究試験事業所 材料解析ソリューション部)…トライボロジー特性を理論的かつ正確に予測することは困難である。そのため、摩擦・摩耗の評価において、「試験」を避けて通ることはできない。さらに、実現象の摺動条件・摩耗形態に合わせた試験機や試験条件を設定する必要がある。本講演では、摩擦・摩耗評価における試験機選定や試験条件検討の考え方や、さまざまな摺動形式・摩耗形態に対応する同社の試験機群、新規対応予定の四球試験、リングオンディスク試験について話題提供を行う。また、ブルカー製白色干渉顕微鏡と組み合わせた評価事例として、なじみ過程における微小摩耗評価を紹介する。

・14:25~14:45 「三次元表面性状評価における装置選定・データ解析のポイント」田中満隆氏(日鉄テクノロジー 研究試験事業所 材料解析ソリューション部)…ISO25178-2で規定されるSa、Sqといった表面性状パラメータは、多種多様な装置で求めることができる。しかし、装置選定やデータ解析手法選択を誤ると、求めたパラメータが無意味なものになってしまう。本講演では、三次元表面性状評価を効果的に活用するためのポイントとして、装置選定、データ解析時の留意事項について話をする。さらに評価事例として、粗さマッピング解析による外観評価、三次元表面形状測定による腐食面積・体積評価を紹介する。

・14:45~14:55    質疑応答

・14:55~15:30    休憩    

・15:30~16:30 装置デモンストレーション (各20分)
①ハイジトロン ナノインデンター TI PremierⅡ
②三次元白色干渉型顕微鏡 ContourX-500
③摩擦摩耗試験機 UMT TriboLab

 当日の申し込みは下記登録フォームから。
https://web.gogo.jp/braker-axs/form/nagoyaws0716#ttl-nagoyawsform

kat 2025年6月17日 (火曜日)
kat

DLC工業会が解散

3ヶ月 1週 ago
DLC工業会が解散

 DLC工業会( https://dlck.org/ )は5月23日に「2025年定時社員総会」を開催、同工業会の解散が決議された。この決議により、同日付でDLC工業会は正式に解散となった。

 DLC工業会は2016年6月に設立され、DLC関連産業の発展を目指してDLCの国際標準化活動や関連講演会を開催するなどの活動を行ってきた。しかし、諸活動を担う人材を確保することが困難となり、今後の活動継続が難しいと判断したという。

admin 2025年6月10日 (火曜日)
admin

第18 回岩木賞の業績募集を開始、今回より環境賞を新設、表彰費用の賛助も募集

3ヶ月 2週 ago
第18 回岩木賞の業績募集を開始、今回より環境賞を新設、表彰費用の賛助も募集

 未来生産科学研究所(Future Production Scientific research institute、FPS)は、2025 年度 第18 回の「岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)」の募集を開始した。締切は9 月30 日。今回から新たに、環境に配慮し、省エネルギー化、省資源化、代替資源化や地球温暖化防止につながるトライボコーティング技術を表彰対象とする「環境賞」を新設する。当会ではまた、岩木賞表彰費用の賛助を呼びかけている。

 岩木賞は、表面改質、トライボコーティング分野で多大な業績を上げた故 岩木正哉博士(理化学研究所 元主任研究員、トライボコーティング技術研究会 前会長)の偉業を讃えて、当該技術分野と関連分野での著しい業績を顕彰するもの。募集対象は表面加工、表面改質、表面分析、トライボロジー、コーティングに関わる研究・開発・技術・支援・交流・事業化などで著しい成果、業績(製品、サービス、学会発表や特許申請/登録されたものを含む)を上げた個人、法人、団体で、表彰対象は受賞業績が公表できること、FPS に参加できること、と定めている。

 新設の環境賞を含む各賞の審査基準は以下のとおり。

【大賞】
・開発技術が世界的に高い水準にあり新規独創性に優れ、また実用化されており、経済的・社会的貢献が認められるもの

【優秀賞】
・開発技術が日本国内において高い水準にあり新規独創性に優れ、開発技術が実用化されており社会的貢献が認められるもの

【特別賞】
・開発技術が当該業界において高い水準にあり、新規/独創性に優れ、また実用化されているか、実用化の途上にあり、社会的貢献が認められるもの

【奨励賞】
・開発技術が当該業界において優れており新規/独創性に優れ、また開発技術が実用化の途上にあり実用化の努力が認められるもの

【事業賞】
・事業化技術または事業/ビジネスモデル、サービスなどが当該業界で影響力を有し、当該業界の知名度を上げる、インフラの構築を行う、社会生活に恩恵をもたらすなどの効果を通して、活性化、発展に貢献をなし、波及効果を生むなどの活動の成果、努力が認められるもの

【国際賞】
・開発技術または事業化技術または事業/ビジネスモデル、サービスなどが当該業界で影響力を有し、当該業界の我が国との関係において協力、連携、協調関係を育み、または当該業界の知名度を上げ、活性化、発展に貢献をなし、波及効果を生むなどの活動の成果、努力が認められるもの

【功績賞】
・大賞、優秀賞、特別賞、奨励賞の評価尺度と、事業賞、国際賞の評価尺度のいずれの面でも極めて顕著な業績が認められるもの

【環境賞】
・開発技術が環境に配慮したもので、省エネルギー化、省資源化、代替資源化や地球温暖化防止につながるものであり、技術的、社会的観点から優れ、他分野との連携関係を育み、当該業界の活性化、発展とSDGs につながり、波及効果を生む、等の活動の成果、努力が認められるもの

 岩木賞受賞業績については、2026 年2 月20 日に開催予定のシンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」で、表彰および受賞業績の記念講演がなされる。岩木賞に関する問い合わせ、申請様式の請求は、FPS 表彰顕彰部門岩木賞表彰事業部内 事務局まで(E-mail:award@e-shg.net)。 

 トライボコーティング技術研究会ではまた、岩木賞表彰費用の賛助を呼びかけている。
問い合わせ・申し込みは、岩木賞表彰事務局まで(E-Mail:award@tribocoati.st)。

kat 2025年6月4日 (水曜日)
kat

『隔月刊 メカニカル・サーフェス・テック』主催 講演会・交流会「DLC・ダイヤモンドコーティングの技術と産業応用」

3ヶ月 2週 ago
『隔月刊 メカニカル・サーフェス・テック』主催 講演会・交流会「DLC・ダイヤモンドコーティングの技術と産業応用」

 当社編集部は9月26日、東京都丸の内で講演会「DLC・ダイヤモンドコーティングの技術と産業応用」を開催します。

 本講演会では、耐摩耗性や潤滑性など基材表面にさまざまな機能を付与できるダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティングおよびダイヤモンドコーティングの技術と、それら薄膜の各種特長を活用した自動車、切削工具、再生可能エネルギー・地熱発電での適用について、第一線でご活躍の講師の方々にご講演をいただきます。DLCおよびダイヤモンドコーティングの新しい適用を模索すべく、交流会を含めて、皆さまのご参加をお待ちしております。

主催:株式会社メカニカル・テック社 『メカニカル・サーフェス・テック』編集部
開催日時:2025年9月26日(金)
講演会:13時~17時(開場:12時30分)
交流会:17時~19時
会場:TKPガーデンシティPREMIUM東京駅丸の内中央 (東京都千代田区丸の内1-9-1 丸の内中央ビル 12階)ホール12D
参加費用:38,060円(税込み、資料代、交流会参加費含む)

プログラム(予定) ※各講演後に質疑応答の時間を設けております
                        ※※都合により講師の方が変更になる場合があります。ご了承ください

・13:00~13:45 「自動車におけるDLCなどカーボン系薄膜の適用」株式会社デンソー 材料技術部 電気化学材料開発室 機能表面材料課 課長 糸村大輔 氏

・13:55~14:40 「切削工具におけるダイヤモンドコーティングの適用」オーエスジー株式会社 R&Dセンター 技術開発グループ 製造技術開発チーム 村澤功基 氏

・14:50~15:05 表面改質関連の計測評価メーカーによるショートプレゼン①

・15:10~15:40 休憩

・15:40~15:55 表面改質関連の計測評価メーカーによるショートプレゼン②

・16:00~16:45 「地熱発電システムにおけるDLCコーティングの技術と適用」富士電機株式会社 先端技術研究所 中島 悠也 氏

・17:00~19:00 交流会

【お申し込み方法】
以下の受付フォームよりお申し込みください。

お申込みはこちらよりお願いいたします(googleフォーム)。 

問い合わせ先
株式会社メカニカル・テック社 TEL:03-5829-6597 E-Mail:info@mechanical-tech.jp

admin 2025年6月2日 (月曜日)
admin
Checked
45 分 48 秒 ago
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