2025年05日07日(水)
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THKは、軸端末完成品・精密ボールねじ「SDA-VZ形」について、新たに79形番(ねじ軸径φ15およびφ20)を追加し、計230形番にラインナップを拡充する。

軸端末完成品・精密ボールねじSDA-VZ形は、ねじ軸の端末形状をサポートユニットに合わせて標準化した精密ボールねじ。軸端は加工済みのため短納期対応が可能で、高速性に加え、コンパクト形状を兼ね備えており、装置の高性能化と省スペース設計を実現する。
これまで151形番(ねじ軸径φ10~φ25)をラインナップしていたが、新たに79形番(ねじ軸径φ15、φ20)を追加し、計230形番にラインナップを拡充する。φ15、φ20はこれまでコンパクトタイプのみのラインナップだったが、今回DIN規格に対応した標準設計の形番を追加することで、より多くのユーザーのニーズに応えていく。
軸端末完成品・精密ボールねじSDA-VZ形の特長は以下のとおり。
・安定したトルクで高速使用が可能:ボールを接線方向にすくい上げる方式を採用することで、最高回転数5000min-1(DN値:10万)を実現し、長期間での高速駆動でも安定したトルクを得ることが可能
・コンパクト形状で省スペース設計に最適:従来の精密ボールねじと比較して、外径比が最大30%小さくなるため、装置のコンパクト化に貢献

THKは今後も、一般産業機械から精密機械、そして高精度な工作機械まで、幅広い装置の高性能化に貢献していく。