NTN( http://www.ntn.co.jp )は、未舗装の悪路や寒冷地などでも、信頼性の高い走行や車両の輸送が可能な「過酷環境対応ハブベアリング」を開発した。
同社では、過酷な環境で使用されるハブベアリングで荷重・衝撃、泥水、低温フレッティングという3つの課題に着目した。荷重・衝撃には、ハブベアリングの内部設計を最適化したことで、軌道面の圧痕深さを従来の1/4に低減、耐荷重性能を向上させた。また、耐泥水にはシールのハブベアリング接触部形状を最適化し、泥水浸入を低減、耐泥水寿命を2倍以上に伸ばした。さらに、低温フレッティングには特殊グリースの採用により金属接触を防止し、特に低温時の耐フレッティング摩耗を従来の1/10以下(-50℃時)に向上させた。