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SEMICON Japan 2024

 

イグス、軽量でコンパクトの歯付きベルト駆動アクチュエータを開発

 イグスは、薄型のドライリンNリニアガイドをベースとした超小型の歯付きベルト駆動アクチュエータ「ドライリンZLN」を開発した。開発したアクチュエータは標準部品で構成されているため簡単に組み立てられコスト削減と短納期を実現、省スペース化の低コストオートメーションを構成できる。

ドライリンZLNドライリンZLN

 開発されたドライリンZLNは、ドライリンN薄型リニアガイドと歯付きベルトを組み合わせたリニアアクチュエータ。高さ27mm、幅40mmというコンパクトな構造で、自動販売機やサービスロボット、オートメーションシステムの狭い設置場所にも迅速・容易に取り付けることができる。

 歯付きベルトとボールベアリングの組み合わせで高速動作が可能になり、1回転あたりの移動距離60mmを実現。垂直方向での使用時には最大20Nの荷重まで対応できる。また、キャリッジは高性能樹脂製のため無潤滑・メンテナンスフリーで、さらに湿気や汚れ、塵埃への耐性があることも、常時稼働する機械にとって大きなメリットになる。

 低コストオートメーションを実現する新しい歯付きベルト駆動アクチュエータは、ドライリンのモジュラー式標準部品で構成されているため迅速に組み立てられるほか、樹脂製のため軽量であるだけでなくコストパフォーマンスにも優れる。NEMA ステッピングモータまたはEC/BLDC DC モータから選択でき、最大ストローク750mmまでの希望のサイズで注文できる。