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ジェイテクト、蓄電池製造設備産業の強化を⽬指す共同事業を始動

 ジェイテクトは、電池サプライチェーン協議会(BASC)が掲げる「電池のサプライチェーン(部材・素材)を持続可能な形で発展させることで、⽇本、そして世界の電池産業に貢献していくことを⽬指す」という想いに賛同し、2023 年7 ⽉からBASCに加⼊しているが、今回BASCに加盟する設備関連企業の中の9社が蓄電池製造設備産業の強化に向け、共同事業体「Swiftfab Energy Systems(仮称」の設⽴に合意した。設⽴時期は2026 年4⽉を予定している。

 当共同事業体は、BASCのタスクフォース活動を起点として⽣まれた産業横断型の共同プロジェクト「Swiftfab」を推進するために設⽴されるもの。蓄電池産業には①持続的な資源・製錬の確保、②電池設備産業の構造変⾰、③電池・部素材・設備製造への積極投資、④中古⾞の国内還流促進、⑤リサイクル資源の国内還流促進、⑥電池価値向上に向けた情報流通整備、⑦電池⼈材育成・確保スキームの構築、という七つの重点課題が設定されており、本取り組みは、その一つである「電池設備産業の構造変⾰」に向けた⼤きな前進であり、⽇本の蓄電池産業が国際競争⼒を⾼め、新たな産業モデルを世界へ⽰す挑戦でもある。

 ジェイテクトグループは「技術をつなぎ、地球と働くすべての⼈を笑顔にする」というミッションに基づき、2030 年までに⽬指す姿としてJTEKT Group 2030 Vision「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」を掲
げており、このソリューションプロバイダーへの変⾰のために、既存製品の⾼付加価値化と新領域へのチャレンジの両軸での企業活動に取り組んでいる。今回のBASC会員企業との共創活動の⼀つであるSwiftfab事業への参画を通じて、カーボンニュートラル社会実現の鍵を握る蓄電池産業へのソリューションの提供を推進していく。

 ジェイテクトは、本プロジェクトにおいて電池性能の肝である源泉⼯程の製造設備の開発・供給を担当し、蓄電池製造の⾼効率化・⾼信頼化を⽀援する。「シンプル・スリム・コンパクト」な設備を中⼼としたソリューションを提供し、⾞載⽤電池の競争⼒確保に貢献していく。

 クルマの電動化に伴い、⾞載⽤電池の需要は急速に拡⼤しており、電池性能を⽀える電池製造設備の需要も増加している。ジェイテクトは、こうしたニーズに応えられる体制を整えており、第⼆期中期経営計画における成⻑戦略の中で、電池製造設備の競争⼒強化を⼯作機械・システム事業の重点施策に位置づけている。

 また、ジェイテクトでは設計から⽣産までのエンジニアリングチェーンと、営業・調達を含むサプライチェーンをデジタルで⼀気通貫する「デジタルモノづくり」を推進しており、電池製造設備においても設備の設計から⽣産に⾄る各⼯程において⼀貫した3D モデルの活⽤により、⽣産プロセスの効率化とリードタイム短縮を実現した。

 さらに、グループ会社であるジェイテクトサーモシステム、ジェイテクトフルードパワーシステムと連携し、「シンプル・スリム・コンパクト」を設計コンセプトにした電池製造の源泉⼯程におけるターンキーソリューションの提案を開始した。今後はこの連携を
さらに強化し、加えて、本事業でのBASC会員企業との共創を通じて、顧客への提案⼒を⼀層高めていく。

 ジェイテクトでは「今後も設備性能に加え、付加価値の提供を志向することで、モビリティ社会の未来を⽀える電池製造設備の⾰新に挑み続ける」としている。