シェフラーグループ( http://www.schaeffler.jp )はこのほど、シーメンス・モビリティ社鉄道車両部門(Siemens Mobility Rolling Stock)より2つのサプライヤー賞を授与されたと発表した。シェフラーオーストリアならびにシェフラーグループインダストリアル鉄道車両部門経営陣が、「機械工学における競争力」部門、ならびに「物流」部門で最上位に輝いた。同賞は、およそ1 万にのぼるサプライヤー企業から合計271 企業がノミネートされ、そのうち最終審査に残った21の企業が、ベルリンで開催された「鉄道車両のスターサプライヤー企業(Our Stars for Mobility Rolling Stock)」賞表彰式に招待された。
シーメンス社、シェフラーのお互いにとって、国際市場で長く生き残っていくため、また顧客との関係を揺るぎないものにするためには、可能な限り最高の品質を追求することが不可欠。「そのためにも、当社と同程度の高度な基準を設け、成功のためには全力を尽くす、シェフラーグループのようなパートナーが必要なのです」と、シーメンス・モビリティ社鉄道車両部門の責任者、ヨルン・F・センス氏は述べている。「機械工学における競争力」と「物流」での受賞は、シェフラーオーストリアおよびシェフラーグループ鉄道車両部門の経営陣が、こうした要求を高度な品質基準によって満たしたことを証明づけるものとなった。
シェフラーグループインダストリアルで鉄道車両部門の責任者を務めるシモーネ・パーブス氏は「鉄道技術の分野において、シーメンス社とシェフラーとの連携がここ数年で実を結び本賞を授与されたことを、大変嬉しく、また光栄に思います。本賞は、当社がこれまで達成してきたことが評価された結果であるとともに、今後果たすべき役割の重さを認識させてくれるものでもあると受け止めています」と述べている。
シェフラーグループとシーメンス・モビリティ社は、長年にわたって良好な協力関係を築いている。数あるプロジェクトの中でも、シェフラーグループでは最近、中国やロシアで稼働し、最高速度が時速350km に達するシーメンス社製高速鉄道車両「Velaro」に採用された車軸用軸受の開発パートナーかつ単独サプライヤーに選ばれている。他にも、2014 年にソチで開催される冬季オリンピックに合わせて導入が予定されている地域鉄道用車両「Desiro RUS」に使われる軸受支えや、ベルギー国鉄(SNCB)、ニュルンベルクやオスロなどの都市地下鉄を走る機関車用の軸受支えといった共同プロジェクトも進められている。