ジェイテクトと韓国企業JICO社の合弁会社KJKC(KOYO JICO KOREA CO.,LTD.)は、韓国の京畿道・平澤市に工場を移転し、生産ラインを本格稼動した。
KJKCは自動車のウォーターポンプ用軸受を生産し、韓国・現代自動車向けに納入している。現在、現代自動車向けではトップシェアにあるという。今後、米国やアジアで攻勢を強める現代自動車向けの取引量増大を見込み生産体制を拡充した。
従来、KJKCではジェイテクト徳島工場で生産された部品を輸入し、組み立て工程のみを手掛けていたが、新工場移転に合わせ従業員を倍増し、現地での材料調達と部品生産を進め、韓国内で完結できる生産体制を整備した。為替による収益変動を抑え、安定した収益基盤を築くことも狙いの一つだという。