NTNの子会社であるNTN Bearing Corp. of Canada(NTNカナダ)は、9月27日、カナダ オンタリオ州トロント市内で創業50 周年の記念式典を開催した。
式典には、カナダのトルドー首相をはじめ、長年にわたり同社を支援してきたマキャリオン前ミシサガ市長が臨席したほか、ユーザーや代理店、取引先など多数の来賓が列席、NTNからは大久保博司社長と寺阪至徳常務が出席して、総勢200名がNTNのカナダにおける事業開始から50周年と、NTNの創業100周年を祝った。
大久保博司NTN社長からマキャリオン前ミシサガ市長への花束贈呈
NTNは1968年にカナダに販売会社を設立し、日本からの輸出品で現地の産業発展に貢献してきた。1973年には、ミシサガ市にベアリングの製造会社を設立し、建屋増築、生産ライン増設などを経て生産規模の拡大を続け、今回、カナダにおける事業開始から50周年を迎えたもの。
来賓の挨拶に立ったマキャリオン前ミシサガ市長は、「NTNは革新的な商品をカナダに導入し、長年にわたりミシサガ市で事業活動を展開する代表的な日本の製造企業」と紹介、NTNの創業100周年についても「競争の激しい世界市場において成し遂げられた大きな節目」とコメントした。
また、トルドー首相からは、「NTNの長年の地域社会に対する貢献に感謝する。NTNは海外投資により事業活動を展開し、グローバルに成功している好事例であり、ここカナダにおける50周年を心より祝いたい」との祝辞が寄せられた。
祝辞を述べるトルドー首相
大久保博司NTN社長は、「当社は今後もカナダの経済発展に貢献するとともに、革新的なベアリングをカナダに導入してきた伝統を継続していく」と述べた。