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第9回ものづくりワールド名古屋

 

「ハノーバーメッセ2020」プレスカンファレンス開催、見どころを紹介し日本企業の出展を募集

 2020年7月13日~17日にドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開催される独・ハノーバーにて開催される世界最大の産業技術見本市「HANNOVER MESSE(ハノーバーメッセ)2020」(主催:ドイツメッセ/ドイツ・ハノーバー)に関して、11月6日にプレスカンファレンスが開催、概要と見どころが紹介された。

 また、日本能率協会 ドイツメッセ日本代表部からは、日本企業の出展が呼びかけられた。

右から、ドイツメッセ・マルコ ジーベルト氏、インドネシア共和国大使館・リマ チェンパカ氏、ロボット革命イニシアティブ協議会・久保智彰氏、日本電機工業会・苗村万紀子氏、インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ・渡部裕二氏、日本能率協会・竹生学史氏

 

 当日はまず、ドイツメッセ ハノーバーメッセ国際関係担当部長 マルコ ジーベルト氏が「ハノーバーメッセ2020」の開催概要と展示プログラムについて紹介した。

 日本を含む75ヵ国から6000社を超える出展企業と、95ヵ国から20万人を超える来場者が参加する見込みで、出展企業の約60%、来場者の約40%はドイツ国外からの参加となる。
世界の製造業がデジタル化、個別化、環境保護というメガトレンドを主要因とする急速な大変革期の真っただ中にある中で、「ハノーバーメッセ2020」では「Industrial Transformation(インダストリアル・トランスフォーメーション)」をメインテーマに、インダストリー4.0、FA、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、5G、スマートロジスティクスなどの最新トレンドとトピックスすべてに光を当てる。

 今回は、“Automation, Motion & Drives(自動化、駆動技術、Hall 5~9, 11~13)”、“Digital Ecosystems(デジタルエコシステム、Hall 14~17)”、“Energy Solutions(エネルギーソリューション、Hall 11~13、27)”、“Engineered Parts & Solutions(高度な工業部品・ソリューション、Hall 19~20、22~23)”、“Future Hub(未来の新技術、Hall 21、24)”、“Logistics(物流、Hall 2~4)”といった六つの会場構成による展示プログラムを用意、産業界の主要トレンドとトピックスをカバーする約80の会議とフォーラムも開催する予定。

来場者が回りやすいテーマ別の六つの会場構成としている

 

 続いて、「ハノーバーメッセ2020」のパートナーカントリーで、同年までに東南アジア最大のデジタル経済国になることを標榜するインドネシアを代表して、インドネシア共和国大使館 経済部 参事官のリマ チェンパカ氏が、同国でのインダストリー4.0への取組みや、「ハノーバーメッセ2020」インドネシアパビリオンでのイベントについて紹介した。

 同国は、2020年までに東南アジア最大のデジタル経済国になることを目指し、AI、IoT、企業用ウェアラブル、先進ロボティクス、3Dプリンティングなどに関わる同国の「Making Indonesia 4.0」ロードマップは、インダストリー4.0の技術の導入とジョイントベンチャーの拡大を通じ、インドネシア産業を近代化することに特化している。「Making Indonesia 4.0」のイニシアティブは製造業の強化を目的に策定、実行の初期段階では食品と飲料、繊維、自動車、化学製品、電子工学といった五つの領域に重点的に取り組む。

 ハノーバーメッセでは毎年、「パートナーカントリー」として特定の国に焦点を当てており、パートナーカントリーは展示会の来場者やメディアの注目を集めるだけではなく、政府関係者も来場する。「ハノーバーメッセ2020」インドネシアパビリオン(Hall21)では、会期中にオープニングセレモニーや文化ショー、ツアー、ビジネスサミット、ビジネスマッチングなどのイベントが予定されている。

 そのほか、日本企業のハノーバーメッセでの出展動向とジャパンパビリオンについて、インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ 事務局長の渡部裕二氏、日本電機工業会 スマートマニュファクチャリング特別員会 委員長の苗村万紀子氏(日立産機システム)、ロボット革命イニシアティブ協議会 事務局長の久保智彰氏、日本能率協会 ドイツメッセ日本代表部 部長の竹生学史氏がそれぞれ発表した。

 2018年、2019年開催に続いて今回も、日本政府が掲げるConnected Industries (コネクティッド インダストリーズ)とその関連技術、製品、ソリューション、最新事例を世界に発信する場として、日本能率協会 ドイツメッセ日本代表部、ロボット革命イニシアティブ協議会が共同で、「Japan Pavilion For Connected Industries(ジャパン パビリオン フォー コネクティッド インダストリーズ)」を同展に設置する。日本電機工業会、インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブと展示エリアを隣接し一体化させ、150m2規模になる予定。

「ハノーバーメッセ2019」でのジャパンパビリオンのようす

 

 ハノーバーメッセ2020ならびにジャパンパビリオンへの出展に関する問合先は、以下のとおり。

(一社)日本能率協会 ドイツメッセ日本代表部
担当:竹生(たけお)、小坂(こさか)
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
TEL: 03-3434-6447
E-Mail: DMS@jma.or.jp
URL: https://www.jma.or.jp/dms/