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ハノーバーメッセの派生展示会が12月1日~3日にサウジアラビアで初開催

 世界有数の製造技術の展示会「ハノーバーメッセ」の派生展示会である「Industrial Transformation Saudi Arabia 2025(ITSA2025)、https://saudiindustrialtransformation.com/」が本年12月1日~3日にサウジアラビアに初開催される。主催はリヤド・エキシビションズ・カンパニーおよびハノーバーメッセ主催者のドイツメッセで、後援はサウジアラビア産業・鉱物資源省。併催行事としては「INNOVATION SUMMIT SAUDI ARABIA」が行われる。

Industrial Transformation Saudi Arabia 2025(ITSA2025) bmt ベアリング&モーション・テック

 

 日本国内の問い合わせ窓口は、以下のとおり。

合同会社International Linkage ドイツメッセ日本代表:竹生学史(たけお・まさひと)氏
東京都世田谷区玉川3-20ー2 マノア玉川第3 ビル501
TEL:080-1396-9902、または03-6403-5817
E-mail : masahito.takeo@intl-linkage.co.jp
URL:https://intl-linkage.co.jp/dm/industrialtransformation/

 「Industrial Transformation Saudi Arabia 2025」では、インダスリー4.0、DX、自動化、スマート製造、持続可能なエネルギーなどに関する最新のイノベーションが展示。人工知能(AI)、IoT、3Dプリントなどの主要テーマに焦点を当てた先進的な製造技術を探索する戦略的プラットフォームとして機能し、生産効率と品質の向上を支援する「スマートファクトリー」をサウジアラビアにおいて促進する。

Vision 2030との連携

「Industrial Transformation Saudi Arabia 2025」は、サウジアラビアが掲げるIndustrial Transformation(産業の変革)のためのイニシアティブである「Vision 2030」のもとで開催される。この目標を達成するため、サウジアラビアは「国家産業戦略」などの戦略を採用し、2035年までに工場の数を36000以上に増加させることを目指しており、特に、生産性向上と運営コスト削減に資する先端技術への投資に重点を置いている。

産業の現地化

 サウジアラビアは先進産業の現地化を推進し、電気自動車(EV)、半導体、精密工学の製造における地域拠点となることを目指している。これには、グローバル企業を誘致し、戦略的パートナーシップを築くことで、現地の能力強化と技術移転を促進する取り組みが含まれている。

 サウジアラビアはまた、輸入依存度の削減と地元コンテンツの割合増加を通じた産業サプライチェーンの強化を優先し、物流インフラの整備により新たな市場を開拓し、サウジアラビアの非石油輸出を促進している。

 さらに、サウジアラビアは再生可能エネルギーに依存する工場の拡大、カーボンフットプリントを削減する先進製造技術の採用、リサイクルプロジェクトの支援を通じて、環境配慮型産業の強化を進めている。

ハノーバーメッセとの協力

 サウジアラビアは、ハノーバーメッセとの協力を通じて、主要な経済大国と産業リーダーとの連携を強化している。13万人以上の来場者と4000社以上の出展者を集めるハノーバーメッセは、1947年以来、Industrial Transformation(産業の変革)の主要な原動力として機能してきた。今年12月にも同様の成功を収めサウジアラビアにおける有望なビジネス機会を探索する企業のためのゲートウェイとなることが期待されている。

 Industrial Transformation は、オーストラリア(7月)、シンガポール(10月)、メキシコ(11月)などでも開催されている。