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SEMICON Japan 2024

 

日本工作機器工業会、2020年新年賀詞交歓会を開催

 日本工作機器工業会は1月16日、東京都港区の芝大門の芝パークホテルで、「2020年新年賀詞交歓会」を開催した。

 当日は、寺町彰博会長(THK社長)が、「まだ12月が締まっていないため概略であるが、工作物保持具部会を除いたその他4部会の販売額は80%台のマイナス成長となった。全体では18%程度のマイナスになると見られる。しかしながら、当工業会の数字は暦年ではなく年度で発表しているため、正式には5月に発表する。2018年は当工業会にとって過去最高の販売額になったが、一転して2019年は厳しい年になった。2019年を振り返ると、2016年から始まったデジタルバブルが2018年半ばに崩壊した影響があった。そこに米中貿易摩擦が加わり、経済戦争につながった。さらに産業の米と言われる自動車業界が岐路に立つ状況になってきた。こうしたことが重なり2019年は特に生産材の関係で急ブレーキをかけた年になった。一方、2020年は引き続きデジタル化を進めていかざるを得ない。我々製造業関連、また今後は消費材の関係でもインダストリー4.0やソサエティ5.0と言われるようにデジタルとの共存が明確になってきている。こうしたものは今後も着実に進んでいく。したがって、地政学的なリスクが大きくならなければ2020年は着実に進んでいくものと私自身は期待している」と見通しを語った。

挨拶する寺町会長
挨拶する寺町会長