メインコンテンツに移動
第9回ものづくりワールド名古屋

 

ジェイテクト、車軸支持用軸受を東海大学ソーラーカーチームへ提供

 ジェイテクトは、今年10月にオーストラリアで開催する2013ワールド・ソーラー・チャレンジで3連覇を狙う、東海大学ソーラーカーチーム「Tokai Challenger」車軸支持用軸受を提供する。

 ジェイテクトが提供する軸受は、駆動輪用軸受(インホールモーターのモーター支持用)と従動輪用軸受(駆動しない車輪の支持用)。駆動輪用軸受のボール、内輪にはセラミックを採用することで軽さ(重さを軽く、抵抗を軽く)を追求している。これにより、エネルギー(動力)の損失を軽減し、効率よく駆動輪へ伝えている。また、保持器は、材料や形状の見直しを行い、従来より強度を向上させ耐久性を高めている。

 ジェイテクトは、社内に軸受の設計や実験の担当者を中心としたソーラーカーチームを有しており、ソーラーカーの車軸に最適な軸受を自ら製作・搭載してレースに参加している。ソーラーカーを通じて東海大学ソーラーカーチームとの縁もあり、ワールド・ソーラー・チャレンジで初優勝した2009年より軸受を提供している。

 ワールド・ソーラー・チャレンジは、太陽光発電で得られるエネルギーのみを使い、オーストラリア北海岸のダーウィンから南海岸のアデレードまで3000kmを縦断する世界最高峰のソーラーカーレース。東海大学ソーラーカーチーム「Tokai Challenger」は、このレースで2009、2011年と二連覇を達成している。

ジェイテクトのセラミック軸受