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SEMICON Japan 2024

 

イグス、FastConnect対応可動ケーブルを開発、ハーネス作業時間を短縮

 イグスは、コネクタを迅速に取り付けるため耐屈曲性の高い可動ケーブル「チェーンフレックスPROFINETケーブル」用のFastConnect技術を開発、本技術を採用した「チェーンフレックスCF898.061.FC」を市場投入した。FastConnect技術の採用により、わずか数ステップで簡単にケーブル被覆を剥ぎ取ることができ、ハーネス作業時間を最大46%短縮可能。

イグス 新開発FastConnect技術を採用したチェーンフレックスPROFINETケーブルCF898.061.FC bmt ベアリング&モーション・テック
新開発FastConnect技術を採用した
チェーンフレックスPROFINETケーブルCF898.061.FC

 

 また、これまでの可動ケーブル製品と同様にドイツ本社の3800m2の試験施設で耐久試験が実施され、ケーブル保護管「エナジーチェーン」内での可動用途において長寿命を実証済みで、試験結果に基づき同社は、最大36ヵ月の無償交換保証のサービスを実施している。

 世界で最も普及しているイーサネットベースの産業用ネットワークであるPROFINETにより、大容量のデータでもイーサネットプロトコルに基づいて最大100Mbit/sで伝送できる。PROFINETケーブルは、工作機械や包装機械、マテリアルハンドリングの業界でRJ45コネクタと組み合わせて多用されている。

 FastConnect対応ケーブルのハーネス加工に必要なものはケーブル、コネクタ、ストリッピングツールのみ。ケーブルの内被、シールド、外被の構造はイグスが独自設計しており、ストリッピングツールにケーブルをセットしてケーブル外被を剥ぎ取り、コネクタを挿入するだけで加工が完了する。これにより、ケーブルをペンチやナイフで剥ぐ従来の方法に比べ、加工時間を最大46%短縮できる。