NTNは、事業活動におけるカーボンニュートラル達成のための施策として、和歌山製作所(和歌山県橋本市)にオンサイトPPA(自社敷地内に第三者であるPPA 事業者が太陽光発電設備を導入し、PPA事業者に電気料金を支払うことで電力を調達する仕組み)モデルを導入した。本年10月から、発電および自己消費を開始する。
今回オンサイトPPA モデルを導入した和歌山製作所は、電気自動車(EV)などに使用されるボールベアリングを生産する工場で、2023年10月に本格稼働を開始した。最新の設備やシステム、デジタル技術を活用し、スマートファクトリーの実践工場として無駄のないものづくりに取り組んでいる。
同製作所においては、すでに工場設備から事務所まですべての使用電力をCO2フリー電力で賄うことで、通常の電力を使用する場合と比べて毎月のCO2排出量を約85%削減している。今回導入したオンサイトPPAモデルによる発電量は1357MWh/年、589t/年のCO2排出量削減を見込んでいる。