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mst配信ニュース 表面改質&表面試験・評価の情報サイト

10/29に「ナノ科学シンポジウム2026」が開催、参加およびポスター発表を募集

1日 16時間 ago
10/29に「ナノ科学シンポジウム2026」が開催、参加およびポスター発表を募集

 走査型プローブ顕微鏡(SPM)の幅広い応用と技術に焦点を当てつつ、複合的に表面解析手法を用いた材料科学、半導体およびライフサイエンス分野の最先端の研究情報を共有・交換するシンポジウム「ナノ科学シンポジウム(NanoScientific Symposium Japan 2026 : NSSJ2026)」(https://nanoscientific.org/nss_japan/main)が10月29日10時~17時30分に、東京大学 浅野キャンパス 武田ホール(東京都文京区弥生2-11-16)で開催される。主催はナノ科学シンポジウム実行委員会(実行委員長:高井 治氏(名古屋大学名誉教授、先端材料研究機構 代表理事、表面・超原子先端材料工学研究所 代表理事・所長))、後援はパーク・システムズ・ジャパンとメカニカル・テック社。

 NSSJ2026では現在、一般の参加申込と、ポスター発表の参加申込(提出期限:10月9日)を募集している。参加費は無料。

 一般の参加申込はこちらから。

 材料・表面技術はさまざまな産業において必要不可欠な技術となっている。今日求められる表面改質・表面処理層の厚さはナノメートルオーダーに達し、さらに微細化が進んでおり、その表面を計測・解析する手法も各種発展し続けている。特に、1982年に発表された走査型トンネル顕微鏡(STM)から発展した走査型プローブ顕微鏡(SPM)では、原子1個1個を観察・解析することが可能になり、ナノレベルでの表面計測・解析の基礎技術としての重要性が日々増している。

 ナノ科学シンポジウムは、2020年からSPMユーザーシンポジウムとして開催してきたが、SPMの幅広い応用と技術に焦点を当てつつ、複合的に表面解析手法を用いた材料科学、半導体およびライフサイエンス分野の最先端の研究情報を共有・交換するシンポジウムへと拡大している。

 MEMS技術、表面分析・解析技術、表面技術など多様な分野の第一線で活躍している登壇者による講演やポスターセッションを通じて、材料・表面技術とナノテクノロジーとの共創を明らかにするとともに、ナノテクノロジー支援の取り組みを発信する。

 ナノ科学シンポジウム2026の講演タイトルと登壇者は以下のとおり。

・Keynote Speech「GaN結晶が拓くグリーン・デジタル社会」

 森 勇介氏(大阪大学 大学院工学研究科 電気電子情報通信工学専攻 教授)

・Invited Talk「双性イオンポリマーで創る抗汚染・抗菌表面」

 高井まどか氏 (東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻 教授 マテリアル工学科兼担)

・Invited Talk「有型成形加工のナノインプリント技術が拓く半導体素子・人工光学素子」

 中川 勝氏(東北大学多元物質科学研究所 光機能材料化学研究分野 教授)

・Invited Talk「全固体電池における劣化解析技術」

 藤野渚彩氏(日産アーク)

・Invited Talk「全固体電池内部のインピーダンス分布を可視化するAFM計測技術」

 山岸裕史氏(産業技術総合研究所 電池技術研究部門 主任研究員)

 NSSJ2026ではまた、ポスターセッションを実施。SPMコミュニティで国際的に著名な教授陣や専門家の前で、自身の研究内容・成果を発表し議論することができるほか、『NANOscientific Magazine』やSPM企業Park Systemsの資料に掲載され、発表者の研究の影響力を高めるチャンスとなる。受賞した研究にはさらに、以下の賞金が贈られる。
 
・1名 - 最優秀賞 5万円 

・2名 - 優秀賞 3万円

 ポスター発表の申込期限は10月9日で、問い合わせ先は以下のとおり。
 ナノ科学シンポジウム事務局
 NSSJ@parksystems.com

kat 2026年8月25日 (火曜日)
kat

メカニカル・サーフェス・テック2026年8月号:特集「表面改質における試験・計測」8月25日発行!

5日 16時間 ago
メカニカル・サーフェス・テック2026年8月号:特集「表面改質における試験・計測」8月25日発行!

 表面改質&表面試験・評価技術の情報誌「メカニカル・サーフェス・テック」の2026年8月号:特集「表面改質における試験・計測」が当社より8月25日に発行される。

 今回の特集では、浴室床の親水性表面改質技術、DLC膜やペロブスカイト太陽電池の膜厚計測、摩擦摩耗試験の受託サービス、再生プラスチック評価における分光測色・ハイパースペクトル計測、摩擦・摩耗試験片の留意点を取り上げる。表面改質の開発、品質管理、量産化、信頼性確保を支える試験・計測技術の動向を紹介する。

特集:表面改質における試験・計測

◇浴室床の長期防汚性・意匠性を実現する親水性表面改質技術・・・TOTO 森井 勇次 氏、畑中 啓司 氏、篠原 賢次 氏に聞く

◇ハイエンド市場で求められるドライコーティングと表面改質層の試験評価技術・・・東研サーモテック 髙橋 顕 氏に聞く

◇顕微分光膜厚計の技術とDLC膜/ペロブスカイト太陽電池の計測評価事例・・・大塚電子 山本 実徳 氏、加藤 丈滋 氏に聞く

◇摩擦摩耗試験の受託サービスの取り組みと展開・・・新東科学 野村 篤史 氏に聞く

◇再生プラスチックの家電製品への水平リサイクルの取り組みと分光測色計/ハイパースペクトルカメラの活用・・・編集部

◇摩擦・摩耗試験における試験片の重要性と留意点・・・東京理科大学 佐々木 信也 氏に聞く

連載

注目技術:第87回 人とくるまのテクノロジー展2026YOKOHAMAに見る表面改質技術・・・出展各社

酒飲み世界紀行:第16回 韓国のお酒編: 爆弾酒と安東焼酎・・・横浜国立大学 梅澤 修

トピックス

SEAJ、半導体・FPD製造装置需要予測を公表、全装置の日本製装置販売高は2028年度に8兆円超えへ

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admin 2026年8月21日 (金曜日)
admin

Rtec-Instruments・國井卓人氏の博士論文公聴会が実施

5日 17時間 ago
Rtec-Instruments・國井卓人氏の博士論文公聴会が実施

 Rtec-Instruments日本法人社長で東京理科大学 博士後期課程の國井卓人氏の公聴会(博士論文公開審査会)が7月17日、東京都葛飾区の同大学 葛飾キャンパスで行われた。

 公聴会では國井卓人氏が、「e-Axleにおける耐マイクロピッチング評価試験法に関する研究」と題する博士論文研究の成果について、研究指導教員の佐々木信也教授、酒井健一教授ら審査委員、一般聴衆の前で発表し、その後、質疑応答が行われた。

 論文では、新しい試験機を開発してe-Axleを想定した歯車表面疲労挙動を高速・潤滑・電気要因の観点から段階的に明らかにするという研究の目的から、従来の歯車試験機では難しかったSRR(すべり率)や接触条件の独立制御、潤滑供給状態・高速条件の再現、電気的要因を含めた評価などを可能にする三円筒型ローラーピッチング試験機の開発、e-Axle油潤滑下におけるマイクロピッチング挙動に及ぼすSRRの影響評価、開発した三円筒型ローラーピッチング試験機によるマイクロピッチングの評価、三円筒型ローラーピッチング試験機による電食・マイクロピッチングの複合評価について、結果および考察を報告した。

 e-Axleにおける耐マイクロピッチング評価用試験機を新たに開発することで、既存試験では不可能だったe-Axleにおける高速・高負荷、潤滑方法、電食総合評価を実現、これにより①e-Axle用潤滑油のマイクロピッチング挙動、②潤滑供給条件がマイクロピッチングに及ぼす影響、③DC電源(アノード/カソード)での表面電食、電食/マイクロピッチング複合条件下における損傷モードの変化をとらえることができる、という新規性について訴求した。今後のEV(e-Axle)における研究および評価技術の発展に寄与できる研究成果であることを強調した。 

公聴会で博士論文研究の成果について発表する國井氏

 

admin 2026年8月21日 (金曜日)
admin

ELID研削研究会、第105回ELID研削セミナーを開催

5日 17時間 ago
ELID研削研究会、第105回ELID研削セミナーを開催

 ELID研削研究会(委員長:大森 整 理化学研究所 主任研究員)は7月17日、東京都板橋区の板橋区立ものづくり研究開発連携センター(MIC-2)でオンサイト参加とオンライン参加からなるハイブリッド形式により、「第105回:超精密加工・ELID研削セミナー」を開催した。

 当日は大森委員長より開会の挨拶・資料説明、活動報告、ELID研削に関わる最新開発状況・国際状況の報告がなされた後、以下のとおり講演がなされた。

特別講演「ELIDを源流とする超精密加工の流れ‼ 理研から広がるものつくり・超精密加工の輪」林 偉民氏(群馬大学)…超精密マイクロファブリケーションやハイブリッド加工プロセスといったこれまでの研究内容の紹介と理研との関わり、さらには群馬大学理工学部の先端加工技術について紹介した後、自転/公転型研磨法の研究や、加工空間の熱流体工学的考察に基づく研削加工の高度化、工業ロボットによるローラーヘミングの研究(ロボットの先端に取り付けたローラーを回転させながら金属板のエッジを押し曲げ、2枚の板を重ね合わせて接合・固定する機械的接合方法)について紹介した。

特別講演を行う林氏

話題講演「乾式電解研磨の最前線‼ オーステナイト系ステンレス鋼の複雑3次元形状に対する乾式電解研磨」木津晃平氏(慶應義塾大学)…オーステナイト系ステンレス鋼SUS316Lは、その耐食性から近年、金属3Dプリンター素材として注目され3次元形状の需要が高まっている。しかしながら機械研磨、エッチング、湿式電解研磨といった3次元形状の従来仕上げ加工法にはいずれも課題が残る。そこで電解粒子中で自転と公転を行うことで研磨する「乾式電解研磨」を用いて、複数の形状がついたSUS316Lの表面仕上げを実施、パルス時間比など各種因子の寸法・表面粗さ・堆積物への影響を調査した。

話題講演を行う木津氏

最新報告「ELID研削による機能性表面創成の基礎研究‼ ELID研削における粗粒砥石による光散乱表面創成の試み」大森 整委員長…ELID研削においてはこれまで、粗粒度のメタルボンド砥石を用いてAlやSUS、Ti材に対し研削痕を意図的に残して光散乱機能を持たせ意匠性を付与する試みがなされ、例えばコンパクトカメラの筐体にエンボス加工されたロゴやトレードネーム表面へ研削痕を付与するなどの実用化・量産化の実績がある。光散乱機能には、反射型のみならず透過型もあり、型材になり得る被削材に対し、粗粒度の砥石を用いて表面創成することが考えられることから、今回、粗粒度の電着砥石を用いて研削痕を付与する試みを行い、加工面性状を確認した結果、Al材に対し粗粒度の電着砥石によりELID研削を実施したところ、研削痕をはっきりと形成できた。また、SUS材に対し粗粒度の電着砥石によりAl材と同様の条件でELID研削を実施したところ、研削痕は形成できるが、Al材に比べ光沢のある表面が得られた。Al材の加工面は光沢は見られず、光散乱機能が期待できる。送りピッチを小さくすると加工面粗さは小さくなる傾向にあり、Al材の加工面にははっきりと研削痕が形成されていることから、樹脂に転写して透過型散乱板の形成も期待される、と総括した。

最新報告を行う大森委員長

 当日はまた、「第2回ELID研削賞」の贈呈式が行われ、群馬大学・林 偉民氏が功労賞を受賞した。

贈呈式のようす:大森委員長(左)と功労賞受賞の林氏(右)

 

admin 2026年8月21日 (金曜日)
admin

光触媒工業会、創立20周年記念祝賀会を開催

2週 6日 ago
光触媒工業会、創立20周年記念祝賀会を開催

 光触媒工業会(PIAJ)は6月29日、東京都港区の品川プリンスホテルメインタワーで、「創立20周年記念祝賀会」を開催した。

 冒頭、挨拶に立った吉本昇司会長(TOTO)は、「次の10年、20年に向けて、本会を発展させ、光触媒の技術をさらに、暮らしをやさしく包む快適空間を作り出す次世代技術の柱へと進めいきたい。当工業会は2006年、日本発の光触媒の技術を社会に喧伝・普及させる、そして光触媒の市場を創出する目的で創立された。活動の核は常に消費者視点であることで、安全を守るために信頼の証であるPISJマークを認証制度として確立、試験方法に基づいた客観的な性能評価を行ってきた。この品質第一という姿勢によって、空気浄化、セルフクリーニング、抗菌・抗ウイルスという光触媒の確かな価値を提供して、その市場は住宅から公共用途に至るまで、暮らしの安全を支える社会インフラにまで成長したと考えている。会員企業各位の尽力の賜物と考えている。次の20年に向けたキーワードをいろいろと考えているが、工業会のステージを上げるべく、「世界へ」ということを念頭に置いて、次の10年に向けて活動を進めていく。これからのあるべき姿の第一は、日本の快適空間を出発点にして、それを支える次世代の技術が持続可能な未来の創造に貢献していくことが挙げられる。二つ目は、日本が発見した光触媒技術を、規格の面を含めて工業会主導で広めていくことで、すでに工業会ではアジアの国々と相互認証に向けたMRA協定(相互承認協定)を締結し動き始めている。今後、こうした活動の強化を視野に入れて、さらにパートナーシップを強めていきたい。光触媒を選ぶための信頼性の高い共通の物差しとして、安全性に関する規格作りも工業会の大きな使命と考えている。常に消費者視線で、消費者の信頼に応えることを忘れることなく、関連団体各位とこれまで以上に熱意をもって、コミュニケーションを図りつつ、光触媒という素晴らしい技術の価値を社会に伝えていきたい。これからも光触媒は、“日本発の技術で、よりよい未来を創る(日本発の光触媒による「美観維持」、「環境浄化」、「清潔な空間」の提供により、美しく安心な日本の街づくりに貢献していく)”のスローガンのとおり、今後も持続可能で美しい地球の未来に貢献していきたい。関係各位のご尽力で工業会が発展し、工業会の発展が社会貢献につながる。次の10年、20年に向けて工業会活動を進めるべく、関係各位の引き続きのご協力をお願いしたい」と呼びかけた。

挨拶する吉本会長

 

 また来賓の挨拶に立った経済産業省 製造産業局 素材産業課 革新素材室の山田純市氏が「20年間の光触媒工業会の活動が、業界の健全な発展のみならず、我が国経済や社会の発展にも大きく貢献したことに感謝したい。不確実な国際情勢の中、高市政権では危機管理投資、成長投資を柱に、強い経済の実現を目指している。成長戦略ではAI、半導体、エネルギー、GXなど17の戦略分野を中心に大胆な設備投資や研究開発の促進など、官民の積極的な投資を引き出していく。皆様方と一緒に強靭で力強い経済の実現に取り組んでいきたい。光触媒製品は建物の内外装、土木資材、日用品の製造など、幅広い分野で活用され、我々の生活を支える重要な技術であり、その幅広い役割ゆえに昨今の国際情勢が業界に与える影響は決して小さくないと認識している。この20年間で社会は大きく変化し、工業会としてもさまざまな局面に直面してきたことと思う。そうした中でも工業会会員企業が結束して光触媒技術の普及としてPIAJマークによる業界独自の製品認証、抗菌・抗ウイルス性試験方法の標準規格、安全性評価への対応などを通して課題解決や価値創出に取り組んできたことに敬意を表したい。経産省としてもイノベーションの創出や国際標準化、市場形成に向けた取り組みなどを通じて、工業会と連携しながら光触媒業界のために尽力していきたい」と述べた。

挨拶する山田氏

 

 光触媒技術の発見者である藤嶋 昭氏(東京理科大学栄誉教授、東京大学特別栄誉教授が来賓の挨拶に立ち、「1966年に私が酸化チタンの単結晶を使った光触媒技術によって水の分解を実現して、ちょうど今年で60年を迎える。橋本和仁先生と二人で協力しながら、例えばTOTOと一緒に製品化を進めるなど、光触媒技術の開発と普及に向けた取り組みに腐心してきた。特に、光触媒の超親水効果を見つけて特許を確立する時などには苦労したが、多くの方々に光触媒を利用していただき、特にセルフクリーニングとして利用していただく基盤を作った。光触媒の試験方法の標準化、JIS化、さらにはISO化を進め、その後、当工業会が設立され、ますます光触媒製品がJIS、ISOに即してきちんと作られるようになり、世の中に役立つものとなっていることは、本当に喜ばしい。これからもさらにさまざまな光触媒製品が登場して、世の中に役立っていただけることを祈念している。ISO化をベースに、日本国内だけでなく世界で光触媒製品が利用されることを期待している。自分自身も今なお光触媒の研究を進めており、光触媒によって水をきれいにして、半導体洗浄用の超純水を作れる段階にきている。極めて高純度の水を光触媒で作ることができるという特許も出願し受理されている。このように光触媒はいろいろな分野でもっともっと使っていただける可能性がある。TOTOをはじめとする企業のご助力で製品化し光触媒が多くの人に役立つ技術となっていることは非常にうれしい。光触媒技術の応用拡大と普及推進に努める当工業会の一層の発展を祈念している」と述べた。

 

 続いて科学技術振興機構理事長で内閣官房 科学技術顧問の橋本和仁氏が、「1996年に本格的な光触媒製品として、TOTOの超親水性光触媒タイルが製品化された。遡って1990年ごろに藤嶋教授の研究室に講師として呼んでいただき、それまでの光触媒研究のほとんどが、水を分解して酸素と水素を得る光触媒の研究だったのに代わって、光触媒で汚れを落とす、抗菌性を持たせるといった研究が始まり、その流れで超純水を得る光触媒の研究も始まった。最近の新聞紙上では、光触媒と言うと水素活用のための技術と騒がれているが、実はこれは光触媒研究の始まりで、先ほど藤嶋先生がおっしゃられた、1972年にNature誌に発表された「本多・藤嶋効果」と呼ばれる酸化チタンに光を当てて水を分解する現象をさす。光触媒研究の違う道を作ったのが、1990年ごろの光触媒で汚れを落とす研究で、当工業会はほとんどがその研究を基盤にしている。1995年に科学技術基本法ができるまでの当時は、大学の人間が企業と一緒になって製品開発のための研究をするなんて許せないという雰囲気の時代だったが、それよりも前にTOTOと光触媒の抗菌研究で共同研究を始めた。藤嶋先生は現役で光触媒研究を続けている一方、私自身は10年前に光触媒の研究をリタイアして科学技術政策を見るようになったが、我々のやった光触媒研究が皆様に支えられて社会実装されていることは大変ありがたい。今後はぜひ、世界を目指した製品技術にしていただきたい。光触媒は最初から世界を目指していたが、我々の力量不足でうまくいかなかった。普通にやったら同じように失敗するだろう。その時になぜ失敗したのか、どこがうまくいかなかったのかという我々の数多くのノウハウが残っている。現在、世界が日本を求めており、ここ2、3年でその傾向が急激に強まっている。欧州、カナダ、インド、アセアンなどが日本に対して大きな期待感を抱いている。こうした中でぜひ、国際協力をしながら光触媒を広めていただきたい。私自身は科学技術政策を進める立場なので、取り組みを後押しできればと思う。当工業会が20年を迎えたことを喜ばしく思うとともに、今後の20年の工業会の活躍にも大いに期待しつつ、引き続き応援していきたい」と語った。

挨拶する橋本氏

 

 最後に、乾杯の挨拶に立った野間 賢副会長(積水ハウス)は、「藤嶋先生、橋本先生から、光触媒が大変な苦労があって発展したという話を聞いたが、当社もその苦労があって発展した光触媒に携わっていることを幸せに感じている。この祝賀会において、発展のためにご尽力されてきた皆様方にはぜひ、これまでの苦労話や、これからの20年への先を目指した会話をしていただいて、当工業会をより盛り上げていただきたい。本日はどんどんとコミュニケーションを図っていただければ幸いである。光触媒産業、ならびに光触媒工業会、関係各位のますますの発展を祈念したい」と高らかに杯を掲げた。
 

乾杯の挨拶を行う野間氏

 

kat 2026年8月6日 (木曜日)
kat

メカニカル・サーフェス・テック主催講演会「モビリティにおけるトライボロジー・ドライコーティングの技術と適用 」

1ヶ月 2週 ago
メカニカル・サーフェス・テック主催講演会「モビリティにおけるトライボロジー・ドライコーティングの技術と適用 」

 当社編集部は11月13日、東京都丸の内で講演会「モビリティにおけるトライボロジー・ドライコーティングの技術と適用」を開催します。

 本講演会では、トライボロジー技術(摩擦・摩耗・潤滑技術)ならびにトライボロジー特性や装飾性など基材表面にさまざまな機能を付与できるドライコーティング技術のモビリティにおける適用について、第一線でご活躍の講師の方々にご講演をいただきます。トライボロジーおよびドライコーティングの新しい適用を模索すべく、交流会を含めて、皆さまのご参加をお待ちしております。

主催:株式会社メカニカル・テック社 『メカニカル・サーフェス・テック』編集部
開催日時:2026年11月13日(金)
講演会:13時~17時(開場:12時30分)
交流会:17時~19時
会場:TKPガーデンシティPREMIUM東京駅丸の内中央 (東京都千代田区丸の内1-9-1 丸の内中央ビル 12階)ホール12A
参加費用:37,950円(税込み、資料代、交流会参加費含む)

プログラム(予定) ※各講演後に質疑応答の時間を設けております
                        ※※都合により講師の方が変更になる場合があります。ご了承ください

・13:00~13:40 「水素エンジンなど将来パワートレーン研究とトライボロジー」トヨタ自動車株式会社 パワーソース先行開発部 自動車用内燃機関技術研究組合(AICE) 研究部 専門技術者 村上 元一 氏

・13:45~14:25 「自動車におけるナノ膜コーティング技術の開発と適用展開」サクラ工業株式会社 先行開発課 高橋 尚久 氏(元ヤマハ発動機株式会社 材料技術部)

・14:30~15:00 表面改質関連の計測評価メーカーによるショートプレゼン①

・15:05~15:25 休憩

・15:25~15:55 表面改質関連の計測評価メーカーによるショートプレゼン②

・16:00~16:40 「自動車におけるDLCコーティングの技術、メカニズム解明と適用展開」マツダ株式会社 技術研究所 次世代環境技術研究部門 河口 健太郎 氏

・17:00~19:00 交流会

【お申し込み方法】
以下の受付フォームよりお申し込みください。

お申込みはこちらよりお願いいたします(googleフォーム)。 

問い合わせ先
株式会社メカニカル・テック社 TEL:03-5829-6597 E-Mail:info@mechanical-tech.jp

昨年の開催のもよう

 

admin 2026年7月10日 (金曜日)
admin

メカニカル・サーフェス・テック2026年6月号:特集「金型・工具の表面改質」キーテク特集「熱処理」6月25日発行!

2ヶ月 ago
メカニカル・サーフェス・テック2026年6月号:特集「金型・工具の表面改質」キーテク特集「熱処理」6月25日発行!

 表面改質&表面試験・評価技術の情報誌「メカニカル・サーフェス・テック」の2026年6月号:特集「金型・工具の表面改質」キーテク特集「熱処理」が当社より6月25日に発行される。

 今回の特集「金型・工具の表面改質」では、工具用CVD被膜、高密着水素フリーDLC、窒化物系硬質膜、アルミ加工金型向けDLCを取り上げ、低摩擦性、耐凝着性、密着性、じん性、平滑性など、実加工に求められる表面改質技術の動向を紹介する。

 また、キーテク特集「熱処理」では、アクティブスクリーンプラズマ窒化の技術動向と、第5回熱処理コンテストの結果を紹介し、熱処理技術の高度化と現場技術者の工夫に焦点を当てる。

特集:金型・工具の表面改質

◇被削材との凝着現象に着目した工具用CVD被膜・・・三菱マテリアル 奥出 正樹

◇高密着水素フリーDLCコーティング・・・北熱 嶋村 公二

◇窒化物系硬質膜の基礎特性と工具への適用・・・ジェイテクト 鬼頭 佑典

◇アルミ加工金型へのDLCコーティング適用の取り組み・・・DOWAサーモテック 羽深 智

キーテク特集:熱処理

◇アクティブスクリーンプラズマ窒化の技術動向・・・中日本炉工業 田中 隆太郎

◇表面改質試験片の衝撃強度を競う第5回熱処理コンテストの結果が発表・・・編集部

連載

注目技術:第86回 宇宙領域におけるドライコーティングの適用展開・・・東研サーモテック

酒飲み世界紀行:第15回 バーボン編: やっと大人になりました・・・横浜国立大学 梅澤 修

トピックス

日本トライボロジー学会、第71期会長に佐々木信也氏(東京理科大学)が再任

日産自動車、DLC被膜適用の高耐食低摩耗ピストンシール機構で令和8年度文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)を受賞

第19回岩木賞の業績募集を開始、表彰費用の賛助も募集

全鍍連、令和8年度通常総会を開催

トライボコーティング技術研究会、令和8年度第一回研究会を開催

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admin 2026年6月23日 (火曜日)
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パーカー熱処理工業、SRV受託試験サービスのウェブページを新設

2ヶ月 1週 ago
パーカー熱処理工業、SRV受託試験サービスのウェブページを新設

 パーカー熱処理工業はこのほど、潤滑油・グリースや自動車部品の摩擦摩耗試験機のデファクトスタンダードである振動摩擦摩耗試験機「SRV®」の最新機種「SRV®5」を用いた受託試験サービスについて、専用ウェブページ(https://srv-pnk.jp/contracted-testing/)を新設した。

 同社では1980年から日本総代理店としてSRV®の販売を開始。以来、潤滑油・グリース・固体潤滑剤などの潤滑剤向けや自動車部品向けなどに販売を展開、現在までに国内で100台以上の納入実績を持つ。

 同社では長年の販売実績と蓄積した知見をベースに2017年からSRV®の受託サービスを開始しているが、需要の高まりを受けて今回、専用ウェブページを新設した。

 SRV®受託試験サービス専用ウェブページでは、“潤滑剤性能を比較評価したい”、“規格試験を外部委託したい”、“フレッチングを評価したい”、“開発段階で条件設計から相談したい”といったさまざまなユーザーの課題に対して、SRV®を用いた各種試験で対応できることを紹介。

SRV®試験がASTM・DIN・ISOなどに準拠した27種類の国際規格試験に対応していることや、高温試験・低温試験・特殊用途評価への対応が可能なことなどの強みや、オイル・グリースの摩擦摩耗性評価試験評価やベアリング部材のフレッチング試験といった豊富な受託試験事例を紹介しているほか、試験依頼の流れやQ&Aを掲載している。試験条件の相談や見積依頼なども同ウェブページから簡単に行える。

 詳細はSRV®受託試験サービス専用ウェブページ(https://srv-pnk.jp/contracted-testing/)をご覧いただきたい。

 同社は引き続き、SRV®を用いた受託試験サービスを通じて信頼性の高い試験データと分析結果を提供、これによりユーザーの研究開発を支援するとともに、試験機の拡販につなげていく。

kat 2026年6月17日 (水曜日)
kat

トライボコーティング技術研究会、会和岩8年度第一回研究会&総会を開催、大森 整会長(理化学研究所)が再任

2ヶ月 1週 ago
トライボコーティング技術研究会、会和岩8年度第一回研究会&総会を開催、大森 整会長(理化学研究所)が再任

 トライボコーティング技術研究会は6月12日、埼玉県和光市の理化学研究所で「令和8年度第1回研究会(第161回研究会)・総会」をリアルおよびオンラインによるハイブリッド形式で開催した。

 当日はまず総会が開催され、令和7年度活動報告・会計報告がなされた後、令和8年度活動計画が報告され可決・承認された。役員改選では、会長に大森 整氏(理化学研究所 主任研究員)、副会長に熊谷 泰氏(ナノコート・ティーエス)と野村博郎氏(理化学研究所 大森素形材工学研究室 嘱託)がそれぞれ再任された。

再任された大森会長


 総会後は、以下のとおり2件の講演がなされた。

 「ナノサイズ二硫化モリブデンの技術とトライボ用途への応用」小寺史晃氏(DIC)…ナノサイズ二硫化モリブデン(nanoMoS2)は形状的に粒径D50=250nm、厚さ10nmと小さくて薄く比表面積が高いナノ材料で、構造的には層間距離が狭い3R結晶構造を大量に含有するため、層間へき開が起きやすく潤滑性能に優れることを説明。同社のインク分散技術・プロセスとnanoMoS2の粒子微細化によってより安定した分散性が得られることから、潤滑油添加剤として適用できるとした。nanoMoS2のアプリケーションとして、エンジンオイルに添加することで燃費改善率(FEI)が改善した例や、グリースに添加することで低摩擦・耐摩耗特性が改善する例、MoDTCと併用することでエンジンオイルとグリースにおいて機能が改善された例、さらには固体潤滑被膜に添加することで高荷重下での耐久性が改善した例などを紹介した。

講演する小寺氏

 

 「SiドープDLCと機能化コポリマーによる次世代潤滑システムの開発」大宮 尊氏(ダウ・ケミカル日本)…ポルトガルのコインブラ大学での自身の博士課程研究である「ドープDLCと機能化コポリマーを組み合わせた新規潤滑システム」について、話題提供を行った。エンジン油中のZnDTP(金属添加剤)の配合を低減させつつエンジン部品の境界潤滑領域での摩擦摩耗特性の向上を図ることを目的に、化学的に不活性であるDLCコーティングの表面に新たな反応性を付与すべくドーパントとしてシリコン(Si)を導入し直流マグネトロンスパッタリング(DCMS)で成膜したSiドープDLCと、SARA ATRP法によって自ら合成した機能化コポリマーPLMA-b-PDMAEMAを組み合わせた新規潤滑システムを開発した。トライボロジー試験の結果、摩擦・摩耗低減効果が認められ、機能化コポリマーの構成要素の分子吸着挙動の解析やトライボロジー試験後のToF-SIMSおよびシンクロトロンXPS、FIB-TEMによる表面分析の結果、機能化コポリマーがSi-DLC表面上でN-Si化学吸着を起点としたトライボフィルムが形成され、摩擦摩耗特性が改善されたと総括した。

講演する大宮氏

 

kat 2026年6月13日 (土曜日)
kat

東研サーモテック、宇宙領域におけるドライコーティングの適用を展開

2ヶ月 2週 ago
東研サーモテック、宇宙領域におけるドライコーティングの適用を展開

 東研サーモテック( https://tohkenthermo.co.jp/ )は本年4月、ドライコーティング技術の開発・増強の拠点であるイノベーション事業部を発展的に解消し、「ハイエンド市場創出部」へと改称・再編した。既存技術で迅速に応答する体制を強化しつつ、充実した量産成膜設備を保有する量産部隊の24時間運用支援により、試作稼働時間を拡大。案件増加に伴うリソース逼迫を回避しつつ、外部活動(市場探索・ネットワーク構築)を専任化することでフットワークを軽くし、ハイエンド領域へのチャレンジを加速していく狙いだ。具体的には、トライボロジー特性をベースに、+αの機能を組み合わせて、各分野の課題に合わせた表面改質・膜構成・素材の提案へと展開していく。

 攻略していくハイエンド市場である、宇宙、医療、水素関連、食品の4分野のうち、宇宙領域でのドライコーティングの適用展開を進めるマーケティング活動の一環として、同社は5月27日~29日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された「SPEXA 2026-【国際】宇宙ビジネス展」に出展し、ブースには同社のドライコーティング技術に関心を寄せる300人超の来場があった。

 ここでは、同社 ハイエンド市場創出部 チーフストラテジスト 髙橋 顕氏に話を聞いた。

髙橋 氏

 

新たなビジネス構想:バリューネットワーク型

 同社は、DLCをはじめとするドライコーティングのあまり利用されていなかった特性を生かして宇宙領域などのハイエンド市場を攻略していく考えだが、新たな市場において、ものの価値を高める、製品の価値を高めるにはDLCだけ、同社だけで完結できるものではない。共創パートナーがそれぞれの保有する技術を出し合って、新しい価値を一緒になって作っていく必要がある。同社は表面改質のプロではあるが、加工や素材、マーケティングリサーチ、販売などのそれぞれのプロと共創していくことで、価値向上につなげることが可能になる。

 そこで同社では、自動車メーカーや自動車部品メーカー向けのビジネスモデルである「サプライヤーチェーン型」から、企業が顧客やパートナーと連携してデータと技術を活用し相互に価値を創出し合う関係性・仕組みを作る「バリューネットワーク型」への拡張を呼びかけている(図2)。
 

バリューネットワーク型モデル

 ドライコーティングの研究開発(R&D)拠点として将来的な技術リソース獲得と販路開拓を目指すオープン・イノベーション・センター(O・I・C)はまさに共創の場なので自動車メーカーや自動車部品メーカーを主軸としてさまざまな業界を招待して議論を深めているほか、表面技術協会 高機能トライボ表面プロセス部会などの研究会や、SPEXA(スペクサ)-【国際】宇宙ビジネス展-など各種展示会などを利用して、共創の働きかけを行っている。

 同社では、パートナー企業と共創しながら宇宙領域などの新しいマーケットを形成しつつ、その中でDLCおよびドライコーティングの技術を発展させ適用を進めることで、市場拡大につなげていく。

SPEXA 2026-【国際】宇宙ビジネス展-での出展のようす宇宙領域の技術戦略:真空環境での被膜の選択と設計

 耐摩耗性・摺動特性に優れる被膜としてはダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティングの実績が多いが、宇宙環境である真空中では、DLC本来の性能が出にくいという課題がある。同社では、二硫化モリブデン(MoS2)系などの選択肢も考慮し、添加元素やDLCの構造の見直しで真空トライボに適応していく。

 中でも、地球低軌道(高度200~700km)で太陽の紫外線で分解された高エネルギーの原子状酸素が高速で宇宙機器に衝突し構造材を酸化・劣化させる問題があり、耐原子状酸素コーティング技術の開発が求められている。真空中での摺動特性と耐摩耗性のトレードオフのあるDLCに+αを加えて改善を図るなど、低軌道環境での耐摩耗・耐酸化特性と低摩擦特性の両立を狙う。

エアロスペース領域ハイエンド市場でのセオリー拡張の必要性

 今までの自動車や金属加工の分野ではドライコーティングの既存のセオリーで採用がなされてきたが、宇宙領域で対象となる真空環境などでは従来のセオリーが通用しにくい。そのため、対象固有の新セオリーを構築し、評価法と閾値を個別に設計することで、ドライコーティング適用による成果の見極めが可能になる、と同社は考える。

 自動車分野で蓄積された技術をベースに、対象アプリケーションに合わせて追加機能を提案するとともに、場合により新規開発を実施。真空中でのDLCの耐摩耗性と低摩擦性のようなトレードオフ設計で、最適点を探っていく。
ケミカル反応が複雑な分野で最適なセオリーを確立していく上では、実に多くの成膜実験と評価が必要となるケースが多い。そこで、添加する元素の種類や比率を絞り込んで開発の効率を改善するためのアプローチとして、シミュレーション・AIなど情報技術も積極的に取り入れた成膜プロセス最適化を検討していきたい。

オープン・イノベーションと連携戦略

一社単独、数社での技術力には限界があり、分野横断のコミュニケーションで技術リソースを協調的に活用していく必要がある。そのため同社では、同社が維持会員として活動する日本トライボロジー学会や表面技術協会 高機能トライボ表面プロセス部会など、多くの産業が集う場での活動と交流を重視している。

 同社 ハイエンド市場創出部 チーフストラテジスト 髙橋 顕 氏は、「当社のオープン・イノベーション・センターで確立した技術情報の公開や掲示などにより、一歩進んだ議論の場を提供し、ハイエンド市場創出につながるようなネットワークの構築を促進していく。直接のビジネスにつながらない場合でも、技術リサーチや専門家への橋渡し、開発の方向性が定まるまでの支援を行う。問い合わせや共創の機会を歓迎している」とハイエンド領域における共創を呼び掛けている。

kat 2026年6月12日 (金曜日)
kat

Rtec-Instruments、Micro Materialsを買収、ナノインデンテーション・メカニカル表面試験におけるグローバルリーダーシップを強化

2ヶ月 2週 ago
Rtec-Instruments、Micro Materialsを買収、ナノインデンテーション・メカニカル表面試験におけるグローバルリーダーシップを強化

 Rtec-Instruments( https://rtec-instruments.com/?lang=ja )は、過酷条件下での試験を含む高度なマイクロ・ナノインデンテーション技術のパイオニア企業である英国Micro Materialsを買収した。

 この戦略的提携によって相互補完的な専門知識を融合することで、特に急速に拡大するマイクロ・ナノインデンテーション市場において、マイクロ・ナノメカニカル表面試験の成長を加速させる。

 Micro Materialsは、30年以上にわたりインデンテーション試験機をはじめマイクロ・ナノスケールでの機械的特性を測定する高度な機器を開発、世界中の学術機関、研究機関、産業界の顧客にサービスを提供してきた。

 今回、Rtec-Instrumentsが同社を統合することにより、両社はナノインデンテーション、トライボロジー、表面特性評価における深い専門知識を結集。本統合により、グローバルでの事業展開が強化され、顧客に対し、より包括的で統合的なソリューションを提供する能力が向上する。

 「今回の買収は、メカニカル表面試験におけるイノベーションという共通のビジョンを持つ相互補完的な二つの組織を結びつけるもの」と、Rtec-InstrumentsのVishal Khosla CEOは語る。

 Micro MaterialsのセールスディレクターであるKrish Narain氏はまた、「このパートナーシップにより、当社はグローバルな事業展開を拡大すると同時に、顧客に高性能なソリューションを提供し続けることができる」と述べる。

 今回の買収によりRtec-Instrumentsグループは、極低温から極限条件下での材料試験まで、あらゆる用途を網羅する、市場で最も包括的なナノインデンテーション製品ポートフォリオの一つを提供できるようになる。この製品ラインナップの拡充により、基礎研究から高度な産業用途まで、より幅広いニーズに対応することが可能になると見られる。

 統合によるこのパートナーシップは、技術と市場の拡大にとどまらず、人を中心としたもので、Rtec-InstrumentsとMicro Materialsは、イノベーション、コラボレーション、そして長期的な成長への強いコミットメントを共有している。両チームの統合は、従業員にとって新たな機会を生み出し、専門知識を強化し、信頼と意欲に基づいた統一された企業文化を育むものとなる。

 Rtec-InstrumentsのKhosla CEOは「我々は単に技術を統合するだけでなく、人材も統合している。我々の目標は明確で、一つのチームとして成長し、共に業界の未来を築いていくことだ」と付け加えた。
 

Vishal Khosla氏


 

kat 2026年6月11日 (木曜日)
kat

第19回岩木賞の業績募集を開始、表彰費用の賛助も募集

2ヶ月 2週 ago
第19回岩木賞の業績募集を開始、表彰費用の賛助も募集

 未来生産科学研究所(Future Production Scientific research institute、FPS)は、2026年度 第19回の「岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)」の募集を開始した。締切は9月30日。昨年から新たに、環境に配慮し、省エネルギー化、省資源化、代替資源化や地球温暖化防止につながるトライボコーティング技術を表彰対象とする「環境賞」を新設した。また、トライボコーティング技術研究会では岩木賞表彰費用の賛助を呼びかけている。

 岩木賞は、表面改質、トライボコーティング分野で多大な業績を上げた故 岩木正哉博士(理化学研究所 元主任研究員、トライボコーティング技術研究会 前会長)の偉業を讃えて、当該技術分野と関連分野での著しい業績を顕彰するもの。募集対象は表面加工、表面改質、表面分析、トライボロジー、コーティングに関わる研究・開発・技術・支援・交流・事業化などで著しい成果、業績(製品、サービス、学会発表や特許申請/登録されたものを含む)を上げた個人、法人、団体で、表彰対象は受賞業績が公表できること、FPS に参加できること、と定めている。

 各賞の審査基準は以下のとおり。

【大賞】
・開発技術が世界的に高い水準にあり新規独創性に優れ、また実用化されており、経済的・社会的貢献が認められるもの

【優秀賞】
・開発技術が日本国内において高い水準にあり新規独創性に優れ、開発技術が実用化されており社会的貢献が認められるもの

【特別賞】
・開発技術が当該業界において高い水準にあり、新規/独創性に優れ、また実用化されているか、実用化の途上にあり、社会的貢献が認められるもの

【奨励賞】
・開発技術が当該業界において優れており新規/独創性に優れ、また開発技術が実用化の途上にあり実用化の努力が認められるもの

【事業賞】
・事業化技術または事業/ビジネスモデル、サービスなどが当該業界で影響力を有し、当該業界の知名度を上げる、インフラの構築を行う、社会生活に恩恵をもたらすなどの効果を通して、活性化、発展に貢献をなし、波及効果を生むなどの活動の成果、努力が認められるもの

【国際賞】
・開発技術または事業化技術または事業/ビジネスモデル、サービスなどが当該業界で影響力を有し、当該業界の我が国との関係において協力、連携、協調関係を育み、または当該業界の知名度を上げ、活性化、発展に貢献をなし、波及効果を生むなどの活動の成果、努力が認められるもの

【功績賞】
・大賞、優秀賞、特別賞、奨励賞の評価尺度と、事業賞、国際賞の評価尺度のいずれの面でも極めて顕著な業績が認められるもの

【環境賞】
・開発技術が環境に配慮したもので、省エネルギー化、省資源化、代替資源化や地球温暖化防止につながるものであり、技術的、社会的観点から優れ、他分野との連携関係を育み、当該業界の活性化、発展とSDGs につながり、波及効果を生む、等の活動の成果、努力が認められるもの

 岩木賞受賞業績については、2027年2月19日に開催予定のシンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」で、表彰および受賞業績の記念講演がなされる。岩木賞に関する問い合わせ、申請様式の請求は、FPS 表彰顕彰部門岩木賞表彰事業部内 事務局まで(E-mail:award@e-shg.net)。 

 トライボコーティング技術研究会ではまた、岩木賞表彰費用の賛助を呼びかけている。
問い合わせ・申し込みは、 岩木賞表彰事務局まで (E-Mail:award@e-shg.net)。

admin 2026年6月8日 (月曜日)
admin

全鍍連、令和8年度通常総会を開催

2ヶ月 3週 ago
全鍍連、令和8年度通常総会を開催

 全国鍍金工業組合連合会(全鍍連、https://zentoren.or.jp/ )は5月29日、東京都港区の機械振興会館で「令和8年度通常総会」を開催した。

 主催者を代表して挨拶に立った山﨑慎介会長(神奈川県メッキ工業組合 理事長)は「私は会長就任の時に、一つの常設委員会の活性化を図るべく、各担当副会長、委員長、副委員長には適材適所の方、その分野の専門家と思われる方にご就任いただき、大幅に若返らせていただいた。言わば、「仕事人内閣」をもって改革を進めてきた。また、各委員会に新たに青年部の枠を設けさせていただき、各専門分野に長けた方に委員としてご参加いただき、若い発想で委員会に新風を吹かせていただいた。今年度は、女性部会の方から新たに各委員会にご就任いただく。まだまだ男社会のめっき業界だが、女性のご意見、女性の目線で全鍍連を変えていっていただきたい。また就任時に、改革に関しては「どんな大御所の方に対しても絶対に忖度をしない」「特別扱いもしない」「遠慮もしない」と宣言した上で、また逆に若い方にも「忖度されたくない」「会長と呼んで欲しくない」と、こういった話をして運営を進めてきた。同時に負担軽減、待遇の改善といった事務局の改革に取り組んできた。そんな中でも財政基盤の強化に積極的に取り組み、賛助会員の会費の倍増の値上げを認めていただいたこと、また賛助会員の大幅な増強にも取り組んできた。そして展示会SURTECHの出展者も大幅に増員し、財政基盤の強化を図ってきた。今年度もこの方針は維持しながら、新たな取り組みを加えて、改革の歩みを止めることなく、基本方針は絶対に曲げることなく、皆様のご意見を大いに伺いながら、変えるべきところは変え、邁進していく」と述べた。

挨拶する山﨑会長

 当日は第1号議案から第8号議案について審議、満場一致で可決された。事業報告では、めっき事業に特化した「めっき保険」への加入事業所が69社となったことや、育成就労制度・特定技能外国人制度として山﨑会長直轄の「特定技能・育成就労制度特命チーム」を設置し国および工業製品製造技能人材機構への要望などを行ったこと、第33回となる令和7年度全国めっき技術コンクールで430件の応募があり全鍍連会長賞132件を含む合計177件の表彰を行ったことなどを報告した。事業計画では①適正取引と価格転嫁の実現②組織基盤の強化と財務の強靭化③業界連携とネットワーク構築を三つの柱を軸としていくことを確認した。具体的には、めっき業に関連する原材料価格・賃金指標などの推移を組合限定ホームぺージに掲載するなど価格転嫁の一助となるデータを継続的に提供していくことや、各組合と連携して地域内の組合未加入めっき事業者の加入促進に取り組んでいくこと、表面技術協会や日本表面処理機材工業会をはじめとする関係団体との連携を一層強化し、めっきサプライチェーン全体が有機的に結びつく体制づくりを推進していくことなどが予定されている。
 
 当日の席上では、全鍍連の活動やめっき業界の発展や技術向上、環境問題への対応などに多大な貢献をした人物に贈られる岸賞の表彰式を開催、東京都鍍金工業組合・東京鍍金公害防止協同組合 技術顧問および東京都立産業技術研究センター フェローの小坂幸夫氏に表彰状が授与された。小坂氏は環境省・経済産業省による6価クロム等の排水規制に関するヒアリングへの協力や、実験データの収集・分析による調査研究による行政・現場の両面から業界全体の環境対策への多大な貢献、また平成25年度より全鍍連全国めっき技術コンクールの審査委員長を務めた審査指導への尽力が認められた。小坂氏は「私は、昭和49年に都立産業技術研究センターに入り、主に都内の中小企業の技術支援を担当していた。私は環境対策の部門だったので、めっき業界の皆様方へは、排水処理や廃棄物処理、環境対応でご協力させていただいた。また、ここ10年くらいめっきコンクールの審査委員として、全国の皆様の業界内での技術の競争を通した技術発展に協力をさせていただいている。このめっき業界というのは、大変環境対応の難しい業界だと思っている。その中で私は排水処理や、多くの技術研究、技術支援をしてきた。それらの結果の発表などで、それなりに皆様のお役に立てたかなという風には思っている。現在でもまだ多くの課題がある。排水対策の暫定基準の項目の対策はまだ不十分であるし、化学物質のリスクアセスメントの課題、土壌汚染対策などの課題はこれからもずっと続いていく。私は今までの努力を続け、データを出して外に広げていきたいと思う。特にこれからは関連する役所、学会、それから都内の公的な試験研究機関などと連携をして、少し広げた形でさらに努力したいと思っている」と謝辞を述べた。

表彰される小坂氏

 

 

admin 2026年6月2日 (火曜日)
admin

日産自動車、DLC被膜適用の高耐食低摩耗ピストンシール機構で令和8年度文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)を受賞

3ヶ月 ago
日産自動車、DLC被膜適用の高耐食低摩耗ピストンシール機構で令和8年度文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)を受賞

 日産自動車が開発した「高EGR内燃機関用高耐食低摩耗ピストンシール機構」が、「令和8年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰」において科学技術賞(開発部門)を受賞した。

 文部科学大臣表彰は、科学技術に関する研究開発や理解増進などで顕著な成果を収めた個人や団体を表彰するもの。

 今回の受賞内容は、以下のとおり。

・受賞テーマ:高EGR内燃機関用高耐食低摩耗ピストンシール機構の開発

・技術の概要:エンジンの高効率化を実現するためのステンレス溶射ボアと低硬度ピストンリングを組み合わせた新たなシール技術。エンジンを高効率化するために排気再循環(EGR)を高率化する際には、耐食性と耐摩耗性が課題となる。耐食性に優れたステンレス溶射ボアを開発するとともに、低硬度化したDLC被膜を適用したピストンリングを開発し組み合わせることで、高耐食性と高耐摩耗性を両立し、量産エンジンに適用することで燃費向上を実現した。

・受賞者:平山勇人氏・星川裕聡氏・田井中直也氏・野間 俊氏(日産自動車)、篠原章郎氏(リケンNPR)

 日産は今後も、本技術を基盤に内燃機関をさらに進化させ、多様なカーボンニュートラル燃料に対応する持続可能なモビリティ社会の実現に貢献していく。
 

 

kat 2026年5月21日 (木曜日)
kat

新東工業、3Dプリンティング量産工場を豊川に新設

3ヶ月 1週 ago
新東工業、3Dプリンティング量産工場を豊川に新設

 新東工業( https://www.sinto.co.jp/ )は、愛知県豊川市の豊川製作所敷地内において、3Dプリンター技術を核とした放熱用金属部品およびセラミックス部品の量産体制を構築するため、新工場の建設を決定した。

 新設する工場は、金属放熱部品とセラミックス部品の量産工場の2棟となる。金属放熱部品工場は、敷地面積約5167m2、延べ床面積約5870m2、セラミックス部品工場は、敷地面積約3535m2、延べ床面積約3700m2で、いずれも鉄骨造2階建てを計画している。

 本プロジェクトの総投資額は約100億円を見込んでおり、2028年8月の量産開始を目指す。新工場では、工業レベルでの大規模生産を可能にする3Dテクノロジープラットフォームを構築し、次世代製造技術を活用した高付加価値部材の生産を行う。

 近年、AIデータセンターでは大規模GPUサーバーの普及に伴い、消費電力および発熱量が急増しており、高効率な冷却性能とエネルギー効率の両立が課題となっている。また、自動車、通信、情報処理分野においても電子部品の高性能化・高集積化が進み、放熱部材にはさらなる性能向上が求められている。こうした背景のもと、高効率かつ高精度な放熱ソリューションへの需要は今後も拡大が見込まれている。

 新工場では、3Dスクリーンプリンティング技術を活用したテクノロジープラットフォームを導入し、積層造形により、金属およびセラミックス部品の量産に取り組む。多材質対応力と高精度造形を特徴とする同技術により、従来工法では困難であった高い放熱性能を備えた金属部品やセラミックス部品の安定生産を可能とする。

 

admin 2026年5月15日 (金曜日)
admin
Checked
33 分 36 秒 ago
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