トライボロジー研究会(運営委員長:杉村丈一 九州大学教授、事務局:協同油脂)は2月22日、横浜市西区のパシフィコ横浜会議センターで、「第34回講演会」を開催した。今回は『技術環境の変化に立ち向かうトライボロジー』をテーマに、以下のとおり行われた。
・開会の辞
杉村丈一氏(九州大学)
・KEYNOTE SPEECH
「社会課題解決に挑むトライボロジーへの期待」牧野武朗氏(三菱重工業)
・CASE STUDY:SESSION I CO2排出低減の技術
「ステンレス溶射ボアに適した厚膜DLCピストンリングの開発」平山勇人氏(日産自動車)
「内燃機関の性能を大幅に向上させるシリンダボア形状改善技術」三田拓朗氏(いすゞ中央研究所)
「シリンダボア加工技術の開発」下斗米 直氏(協同油脂)
・CASE STUDY:SESSION II 規制を克服する技術
「環境にやさしい低炭非鉛快削鋼の開発」間曽利治氏 (日本製鉄)
「ZeroAshディーゼルエンジン油の開発」楠本竜也氏(出光興産)
「海運業界の環境負荷を低減する水潤滑軸受」横垣賢司氏 (ミカサ)
・CASE STUDY:SESSION III 新たな社会構築の要請に応える技術
「アイドルストップに対応したスタータクラッチグリースの開発」福島由倫氏(デンソー)
「電気自動車用玉軸受の耐電食性におよぼすグリースの組成と性状の影響」山下侑里恵氏(ジェイテクト)
「転がり軸受の白色組織はく離の影響因子-転がりすべり接触下における潤滑剤からの水素発生-」江波 翔氏(日本精工)
・特別講演
「航空脱炭素-2050年カーボンニュートラルを目指して-」三浦明彦氏(ANAホールディングス)
・閉会の辞
杉村丈一氏(九州大学)