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東京理科大学・佐々木研究室、第34回トライボサロンを開催

 東京理科大学・佐々木研究室(主宰:佐々木信也 教授)が主催する「トライボサロン」(https://www.tribo-concierge.com/topics/296/)の第34回目が8月23日、東京都葛飾区の同大学 葛飾キャンパスでのオンサイト参加とオンライン参加からなる、ハイブリッド形式によって開催された。

第34回トライボサロン 開催のようす bmt ベアリング&モーション・テック
開催のようす

 

 トライボサロンは、トライボロジーに関係する情報・意見交換の場として、毎月1回のペースで開催されている。もともとは佐々木研究室の博士課程学生の勉強会として発足し研究成果の発表や最新の研究動向などに関する意見や情報交換を重ねてきたが、2022年9月からは佐々木研究室のメンバーに限らず広く参加の戸を開き、関係者のネットワーク作りも目的の一つとして活動している。

 第34回目となる今回のトライボサロンでは、DXプラットフォームを提供するベンチャー企業SUPWAT(https://www.supwat.com/)のCEO 横山卓矢氏が、「インフォマティクス技術の活用について」と題して、話題提供を行った。

 同社は、製造業のエンジニアリングチェーン(研究開発から設計、生産技術まで)を最適化するDXプラットフォーム「WALL」を提供しているが、ここでは、機械学習・AIの導入によって、研究開発での実験・解析などの工数削減や製造での歩留まり向上に寄与できることを、製造業における各種の適用実績をまじえて紹介した。

 AIは魔法の杖ではないので、機械学習によってエンジニアリングチェーンの最適化を図るには、目的変数と説明変数の適切な設定が重要であって、適切な設定には “賢い”人間の知識や判断力が必要不可欠、と述べた。

 トライボサロンに関心のある方は、以下のURLを参照されたい。
 https://www.tribo-concierge.com/topics/296/